みんな大好き、ドラゴン桜。
昨日、TVのドラゴン桜2が最終回を迎えましたので、記念の考察記事を投稿します。
漫画連載、あるいは、パート1放送当時から、リアルドラゴン桜は実現可能か、といった話題は結構ありました。
当時の意見を集約すると、「実現不能」、理由は「勉強時間が圧倒的に足りない」というものだったと思いますし、私も同意見です。
では、東大ではなく東工大なら合格できるのか、今日は、この観点で考えてみます。
考察するのは、元祖ドラゴン桜で東大理Ⅰに唯一現役合格した長澤まさみ演じる水野直美は現役で東工大に合格できるか、です。
(TVドラマ版では水野は現役時に東大受験を棄権していますが、あくまでオリジナルをベースに考察します。)
昨日最終回だったTV版ドラゴン桜2は文Ⅲを目指してましたし、理Ⅰを受けた藤井君は学年トップ偏差値68設定になっていて面白くないので、敢えて水野で考察しました。
詳細な勉強時間は分からない部分もあり、また、私自身漫画も全巻読んではいますが、うろ覚えでもあるので、正確ではないかもしれません。
以下の前提条件での考察になります。
(前提条件)
・過去の東大合格者ゼロ偏差値36の高校の一般的な生徒
・受験勉強スタートは高校3年4月
・教える講師陣は日本最強レベル。
・勉強時間は1日16時間、かつ、効率的。
【考察1:受験勉強開始時のレベル】
高校偏差値36の一般的な生徒というのは、どの程度か、想像してみます。
高校偏差値36というのは一般的なイメージよりもかなりレベルが低い高校となり、大学進学者はかなりの少数派、専門学校進学や就職する者がマジョリティーというような学校になります。
大学受験の基礎となる英語で言えば、英検3級も怪しいレベル。数学は、例えば「8-3÷2×4」を正答できるか怪しいレベルだろうと想像します。
基礎が分からない状態で学習指導要領に則った高校レベルの授業を聞いているわけで高校2年間の学習の積み上がりは期待できません。
つまり、英語は中学からやり直し、数学は小学校の算数からやり直すレベルではないかと思います。
実際、オリジナルのドラゴン桜でも小学校の算数ドリルからやってましたよね。
【考察2:勉強時間】
学習習慣のある進学校の生徒ならまだしも、非進学校で学習習慣の全くない生徒が1日16時間、集中して勉強出来ることは実際には不可能だと思いますが、ここは実現出来たと仮定します。
下記がドラゴン桜で出てくる16時間勉強法の1日のスケジュールです。
東工大なので下記の「国語」の時間を「英語」と「数学」に振り分けるイメージになりますね。
高3の授業が始まる4月から東工大2次試験まではザックリ320日間ありますので、平日も大学受験向けの特別授業を組み毎日16時間継続してやり切れたとすると16時間×320日=5120時間となります。
東大に数人でも合格できる進学校の高3生であれば、英数を中学レベルからやり直しって事にはならないので、5120時間あれば東大理Ⅰであっても合格レベルに達すると思いますが。。。
では、水野が到達できるレベルとは。。。
明日に続きます。