東工大受験の魅力 | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

子ども2人の受験監督を務めた50代親父が綴る受験日記です。
これから受験する方の参考になればとリアルな体験を余すところなく語ります。
今は、自分の趣味やつぶやきも書いています。
アメンバーの無言申請は承認しません。

東工大の魅力は大きく「大学そのものの魅力」と「東工大受験の魅力」の2つがあると思っています。

今日は後者、「東工大受験」の魅力について書きたいと思います。


具体的には「入試科目・配点」と「ハードルの高さ(低さ)」になります。

理系志望者あるあるを挙げるとするなら「理系科目と文系科目のデキが別人!」を私は真っ先に挙げたい。

 

うちの子ども達はその典型で、中学受験の頃から算数と社会の偏差値差が「30」とか何度もありましたし、高3時の模試でも数学国語の差は30以上の時が何度かありました。

そんな理系志望者にとって国語社会のない東工大入試科目と配点はとても魅力的に映ります。


厳密に言えば、センター・共通試験では国語社会を受ける必要がありますが、足切りにしか利用されず、かつ、その足切り自体がとんでもなく緩く、理系科目さえしっかり得点できれば国語社会はマークシートを埋めさえすれば良く、実質国語社会ノー勉で行けるのです。

おまけに唯一の文系科目である英語の配点も2割、数学と理科が8割という振り切れたものとなっています。

東工大の入試制度を知ったときには、もの凄い有利なハンデをもらえる有り難いものと信じられない気持ちがこみ上げ、まさに我が家のためにあるようなものと天命すら感じました。

 

喜び勇んで、花子に話をしたときのキラキラした目を忘れられません。

もうひとつ、受験科目と配点以外の魅力として「適度なハードルの高さ」をあげたいと思います。


人によって感じ方は違うかもしれませんが、東大と東工大には大きな差があると思っています。


イメージで言うと必要な勉強時間を東大100とすれば東工大はせいぜい70程度と思います。

 

国立は複数受けられないため、東工大受験者に東大受験組は1人もいないからです。


ただでさえ地頭の良い御三家の生徒が中学時代から鉄緑会に通って目指すのが東大です。

 

彼らに追いつくためにはかなりの努力か、人並み外れた才能が必要に感じます。


一方、東工大はそこそこの地頭の生徒が高2から助走を始め高3で全力疾走すれば十分に届きます。

東大と東工大の魅力の差がこのハードルの差に見合うか、否か、は人によるでしょう。


開成や灘生からみれば、天と地ほど違う可能性もありますが、最難関校以外からみれば、その差はそこまでないように思います。

つまりは、東大と東工大は雲泥の差と考えるか、東工大でもいわゆる「東京一工」という括りで扱われ努力の量に比してお買い得と考えるかの違いというとです。

特に大学入学後、就職活動や社会人になってからの東大東工大の学歴評価の差は僅かで環境や社会的評価を含め東大で無ければ駄目な理由はあまり見当たりません。


一般の知名度は全くありませんが、大学入学以降に付き合うであろう方々への知名度はおそらく抜群で評価も東大とたいして変わらないと思います。


東大と比較した東工大のハードルの低さはかなりお買い得と感じましたが、みなさんは如何でしょうか。