10年ほど前・・
娘が、まだ一歳だった頃、私は、2ヶ月ほど入院しました。
初め、先生からは4ヶ月の入院と言われ、
「子供が、まだ幼いので通院ではダメでしょうか?」とお願いしたら、
「今、きちんと治療して4ヶ月したら、元気になって子供さんの元に帰るのか、
もう、娘さんに会えなくなるかもしれないのか、どっちがいいの?」と、叱られました。
それまでは、忙しくて、ゆっくり休む間もなく、
「たまには、入院でもして一日中寝ていたいよ」なんて思うこともありました。
いざ、入院となると、
毎日、早朝から採血。検査、検査で10日間以上、点滴のみで絶食。
・・そして、手術!
もう二度と、入院でもして寝ていたいなんて思わないようにしようと思いました。
そして、最近、親しい友達から、鬱病だと聞かされました。
鬱病・・良く聞くし、職場の人も何人か入院した事もありました。
私は、仕事で落ち込んだりすると、「もしかしたら鬱病かも・・」と思うこともありました。
友達に、仕事の事を話していたら、
「体を壊さなくって良かった。実は・・」と自分の病気の事を話してくれました。
過労が原因で、軽い鬱になってしまったのだけど、
発症したのが、転職してからの事!
今は、自分では、もう治っているんだけど、
再発防止の為に、少し薬を飲んでいるそうです。
欧米では、鬱は風邪ぐらいの感覚らしくて、
気軽に「今日は鬱だから、仕事を休んで病院に行くよ」と言える位、
周りも、理解しているし協力的らしいです。
私は、そんな友達の役に立ちたいと思いました。
何か、私に出来る事が有れば手助けがしたいと思いました。
図書館で、「あなたの周りの人が鬱病になった時に読む本」
なんていう本を借りてきました。
今まで、鬱について余りにも知らない事ばかりでした。
それからは、自分なりに友達に対して、
心の支えになれるように接してきたつもりでした。
でも、気が付きました。
私が一番、友達に対して特別扱いしていました。
自分でも気付かないうちに、
鬱というだけで、私と何も変わりがないのに・・。
私が、怒ったり泣いたりいじけたりしても、いつも温かい気持ちで接してくれています。
私に手助けが出来れば・・と思っていたのに、
反対に私が精神的に助けられてばかりでした。
私に出来る事は、「鬱だからどう接しよう」と身構える事じゃなく、
今までと同じように、普通に接する事。
恥ずかしいですが、今頃気が付きました。
そして、何でも「当たり前」と思わない・・。
例えば、「ご飯を食べれて当たり前」「元気に暮らせて当たり前」・・
便利な生活の中、何でも当たり前のように、つい思ってしまいます。
普段、忘れがちですが、どんな時も当たり前に思わず、
感謝出来るようになりたいと改めて思いました。
この歳になっても、まだまだ反省する事ばかりです。