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【麻雀】銀河と愉快な仲間たち【SEED】

メンバー銀河が、従業員・客と戯れるブログです

東南戦アリアリルール
0.5-5-10 一発・赤・裏(100G)

南3局 親 キモトさん


キモトさんの本当に可哀相な出来事にプルプル震える私。


かつてこれほどの緊張感があったでしょうか?


集中する事ができません。



すると序盤・・・



タミーさんがタカツさんから1000点のアガリ。


キモトさんは飛ばず、私は僅差ではありますがトップのまま。


タミーさんの親でオーラスを向かえる事になりました。



私とタミーさんとの点差は3000点ほど。


ひとアガリで変わってしまう場面です。



ですがこのオーラス、意外にも重い展開に。



12巡目、私にこんなテンパイ来ました。



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ドラの『北』は場に姿を見せていません。


タミーさんは思うように手が進まない様子。


ドラの所在が分からない中、出来ればこの手は『七萬』が入って、ダマのピンフでアガれる形に仕上がってほしかったですが、役ナシで出アガリの利かない形となってしまいました。


私はタミーさんに親ッパネを振り込んでも2着。


ここは自力でトップを取るため、即リーに。



「なんだよー」



全員からブーイングです。


しかし私は酒を喰らい女子と遊んで来たヤカラに負ける訳にはいかないのです。


もちろん全員攻めてきます。


そんな中、キモトさんが怪しい動きを。


ちょっと考えた後、メンツを崩すような打ち方をして来ました。


しかし言ってもキモトさんはダンラス。


リーチを打った私はアガリ切るしかありません。




そして終盤・・・




南3局 親 キモトさん


トップ目の私をタミーさんが追う展開。


ジリ貧のキモトさん、ここは親番で挽回したい所。



しかし・・・



キモトさん、まさかの小牌・・・!!



当店、SEEDでは配牌までも出てくる自動卓『アルティマ』を使用しています。


アルティマは最初の段階で13枚の牌が手元に上がって来る仕組みで、親は山から『1枚』ツモってくる必要があります。


ですので親の小牌が起きやすく、当店では対応策として1巡以内なら『1000点罰符』で解消できるルールにしてあります。



なんとかセーフ・・・と思いきや・・・



キモトさんの点棒は『1900点』。


罰符を払うと『900点』となってしまい、リーチがかけられなくなってしまします。



「なんだよー」



非常に残念そうです。


しかしお店のルール。私はそれを伝え、従ってもらうしかありません。


キモトさんはここまで点棒を削られながらも、丁寧に打ちミスらしいミスはしていません。


期待のラス前で、しかも親番。


これは非常にショックな出来事です。



私はどうしたら・・・


ふとこんな言葉が頭をよぎります。



ごめんなさい。こういうとき、どんな顔をしたらいいかわからないの。



・・・



そう言えば、誰かが「笑えばいいと思うよ」と優しくアドバイスしてくれそうですが、この状況で笑ったらキモトさんに殺されてしまいます。


なにしろ私はトップ目。



私は震えながら笑いを堪え、打牌を繰り返すしかないのです。


・・・

「それは通さないよ・・・」



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そう言い、倒されたタミーさんの手牌はメンピン赤ドラの8000点。


あっさりトップをひっくり返されてしまいました。



私がヌルかったと言えばそれまでですが、そこからはタミーさんの腕。


一度点棒を持ったタミーさんは、そのトップを守る打ち方をさせたら天下一品。


ゲーム運び、牌のシボリ、他者に手が入っていないと見るやそんな時はしっかり勝負手を作ってくる・・・


見事にゲームを制され


1着 タミーさん

2着 銀河(私)

3着 キモトさん

4着 タカツさん


しっかりトップを取られてしまいました。



・・・



つづく2回戦。


この半荘も私とタミーさんの点の取り合い。


キモトさんとタカツさんは共に手が入らずジリ貧状態です。


そんな中、南3局。事件は起きてしまいました・・・

タミーさんからのリーチで巡目は4巡目。


対して私の手配は、打点としては充分ですが、良いマチとは言えません。


そこへ一発目に引いてきた牌はドラの『九筒』。



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唯一のゲンブツ牌は『七筒』です。


私はトップ目。タミーさんとの点差は1万点程。



ここはどう打ったら・・・



私は迷わずノータイムでドラをツモ切り。


当ったらドラだったんだと知らなかったフリをしま…


いえ。ここで前に出るのが私のスタイル。


それに七筒で下りたとしても他の牌でベタ下りできる状況でもありません。



無事通って、2発目に掴んで来た牌は『五筒』。


ここでもノータイムでツモ切り。



『ドラや赤で打ったら高いじゃないか!!』



そう思い、中途半端に『スジ』や『1チャンス』を頼って『オリ打ち』をするのがイチバン駄目なパターンです。


タミーさんもアガリ牌以外はツモ切らなければならない状況。


メクリ合いなら私にもアガれる可能性はあります。


それに私がツモった場合は『4000オール』。


その時の私に対しての他者の印象はどうでしょう?



点棒を持っても下りてくれない。



これから何度も対局するであろう相手。


ドラでも赤でも充分形なら勝負する。


そう思わせる事が出来たなら今後の対局で『後手』を踏ませる事が出来ます。


この状況、例え振り込んでしまってもです。



フリーのメンバーでシノぐ上で、自分の勝ちパターンを持っているのは大きな強み。


今の私は未熟でもこのスタイルをどんどん磨いていけば・・・




しかし・・・

結果は・・・



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裏ドラは乗らず1000・2000のアガリ。


今回はたまたまアガれましたが、裏目となる事も多々あります。


他者に充分形でリーチと来られ、高い手にアタってしまう事も。


しかし狙いは意外性。


早い巡目に手なりで最高形に仕上がった場合も、同じリズムでリーチと打てば他者はどんなリーチか読まなければなりません。



「どうせ愚形だろ・・・」



と、中途半端に押した牌で打ち取る機会も出てくるかもしれません。



いずれにせよ今回は軽くではありますが先制に成功することが出来ました。




次局の東2局。


私は下家からマンガンを出アガリ、一人抜き出た形となりました。



そして親番、4順目にこの手牌。



東3局4順目 親番


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萬子で頭を作りたかった所ですが、私は『4索』を切ってダマ。


出アガリも利き、打点も7700点と充分。


巡目も早く萬子の手変わりも期待出来る形です。



そこへ上家のタミーからリーチが・・・


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最高形はもちろんドラの『七筒』を持ってくる形です。


その次が『9筒』で、その次が赤と重なる『五索』でしょうか。


『四七索』が入った場合、ドラの『七筒タンキ』の形テンでピンフの手変わりを待つか、思い切ってドラタンキの即リーか。



なにしろ、一番来て欲しくない牌が来てしまいました。


聴牌を取るなら『赤五索』を切らなければならない上にマチはドラの絡む『カンチャン待ち』。


しかもこれではリーチしても裏ドラが乗らなければ『2600点』しかありません。


ツモ切か?


そんな中、私の取った選択は・・・



即リー



・・・



今回の面子はSEEDでもトップクラスの打ち手たち。


当たり前ですが、麻雀は上級者になればなる程、打牌にミスがありません。


そしてその1打1打には意味がある。


対局者4名は、その打牌を『情報』として局面を読んだりします。


上級者同士の対局なら捨て牌も素直になり、その質は更に上がる・・・


今回の私のリーチは『手なり』。



そう。私の狙いは・・・



意外性。



もちろん場面によってはツモ切りする事もありますし、手変わりを待つダマの時もあります。


それに聴牌を取るなら『手変わりの六筒』と『アガリの八筒』を持って来る可能性は五分(実際は六筒は表示牌だから五分ではないが)なので、ならば即リーという、結論にもなるのですが…



大事なのは・・・



『銀河にはこんなリーチもある』



と対局者に思わせる事なのです。


このSEEDで何度も対戦するであろう相手。


そこそこ打てる人間なら『ヒト読み』もして来ます。



『何をしてくるか分からない』



そんな上級者相手には意外性を持たせる事がひとつの戦略になると私は思っているのです。


・・・



勝ち組3名との同卓。



その3名は・・・



酒を喰らい、女子とチチくり合って来たヤカラたち。


これは誰かが現実の厳しさを教えてあげなければなりませんね。


仕方が無いので私が同卓する事に。



いえ。私も飲み会に参加したかった訳ではありません。


声さえかけてもらえ無かった事を根に持ってなどはいないのです。



・・・



さて、いざ勝負です。


開局、私にこんな手が入りました。



東1局7順目 西家


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深夜に来店した3名。



聞くと・・・



女子と合コンをしてきたとのこと。


ほろ酔い加減で少し鼻の下を伸ばしています。


タカツさんに関しては合コンで出会った女子とメールまでしています。



・・・



神聖な雀荘に、酔っ払っての来店。


その上、女子と遊んで来たなんて・・・



・・・



なんとういう事でしょう。


この3名、麻雀だけは紳士で真剣に取り組んでいると思っていました。



・・・



許せません。


ここは4人目の面子に私が入り、制裁を加えてあげなければなりませんね。



負けてらんないのよぉ!・・・あんたたちにぃー!!

初満卓となった訳ですが…


「ラス半~」

「あっ、じゃ俺も!」





アッと言う間にフリーは縮小し、1卓となってしまいました。

本当にありがとうございました。


そして活気を無くした深夜、意外な組み合わせの来客が…


タミーさん。
タカツさん。
キモトさん。
(本人が特定出来ないように改名してあります)


この3名はいずれもSEEDの中で上位にランクされるであろう打ち手。

いわゆる『勝ち組』というやつです。


しかし3名とも『昼間』のお客。

そして互いに『常連客』というだけで、元々の知り合いという訳でもありません。


なぜこの3名の組み合わがこんな深夜に…

フリー3卓、セット2卓



シード始まって以来、初の満卓となりました。


ご来店、本当にありがとうございます。



といっても、店の売り上げがいくら上がっても私の利益にはなりません。


喜ぶべきは、私のカモが増え・・・



いえ。お客が増えれば色んなメンツと打てて麻雀も楽しくなります。


お店もにぎやかになり活気が出てきて良い雰囲気になりますね。



記念して私の為に集まってくれた皆様を晒してあげる事にしました。



霊感のある方は背中にネギが映っているのが見えることでしょう・・・




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