こんばんは!
「ずっしー。」です!

今日も一日お疲れ様でした!

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重巡洋艦高雄級の1艦である摩耶(建造順では最終4番艦)。

世界恐慌で倒産の危機に瀕した神戸川崎造船所が地元神戸市や海軍の支援を受けて立ち直りつつ建造した艦です。

支援に感謝する形で艦名が摩耶となったと私は聞いています。

摩耶の名を聞いて思い出されるのが今でも繰り返し放送されているジブリ作品の中にあって最近見掛けなくなってしまった戦争を描いた「火垂るの墓」。この作品に摩耶が登場しています。
主人公兄妹の父は摩耶の乗組員(艦長とも)でしたが戦死の知らせを受け物語が始まります。
巡洋艦摩耶に何が起きていたのかいいますと大戦も終盤、フィリピンレイテ島に上陸した米軍を追い払うべく国運を掛けた捷1号作戦が発令され日本海軍の主力艦を集めた栗田艦隊の1艦として参加しました。産油地であり海軍の拠点にしていたブルネイを出航した栗田艦隊は間も無くパラワン水道に差し掛かり待ち構えていた米潜水艦からの魚雷攻撃を受けます。摩耶は被雷し僅か数分で横転沈没してしまいました。(こうなったのは捷一号作戦に関する機密情報が漏れたからとも。)

 

被害は摩耶一隻に留まらず栗田艦隊の旗艦であり摩耶と同型の愛宕(二番艦)も同じく魚雷を受けて沈没。栗田長官以下司令部要員はずぶ濡れになって戦艦大和へ移乗しました。更に同型の高雄(一番艦)も被雷。高雄は沈没しなかったものの航行不能となり応急処置で低速なら航行可能となり駆逐艦と一緒にシンガポールへ向かいここで終戦を迎えました。ブルネイ滞在時、高雄級全艦健在だったのですが一瞬にして2隻沈没、1隻大破という最悪の出来事となりました。(結局その後の作戦に参加出来たのは鳥海(三番艦)のみ。しかしその鳥海もサマール島沖海戦で被弾し自沈。)

という高雄級各艦の最後でございました。

 

話が摩耶以外に及んでしまいましたが戻します。

そんな摩耶の模型はもちろんWLシリーズでも出ています。ラバウルで受けた損傷復旧の際に第三砲塔を撤去し対空火器類を増備した防空巡洋艦というべき姿の。つまり摩耶の最終状態ですね。

私が学生だった時にWLシリーズの摩耶の模型を組み立てた事が有りましたがこの頃のも同じく防空巡洋艦時代を再現した模型でした。ただし模型は高雄級各艦の船体を共通にした為か、摩耶のみ第三砲塔を付けずに代わりに対空火器類を取り付けるといった仕様でして第三砲塔の基部と砲塔取り付け用の穴が見えているといった状態でした。何とならなかったのかと思ったものです。(例えば第三砲塔を復活させて取り付ければIF艦が誕生したりと。良く言えば自由度が高かった。)

この時の模型、今でも実家に残っているかも知れません。(見た記憶が無いけど。)

旧版の摩耶。ウォーターラインシリーズガイドブックより。


当時の摩耶の模型に対しては、より実艦に近付けるにはテクニックが必要と思われたキットでした。だけど発売から何十年も経つと模型に対して更なる精密さや正確さを求められる様になり摩耶もまたリニューアル対象になっていました。現在発売されている摩耶は2009年にリニューアル発売されたキットになります。(なお摩耶以外の高雄、愛宕、鳥海は今年再リニューアルされて新版へ移行しています。摩耶は、、、最後に?)

 

つまり現在発売されている摩耶のキットはこの時のですが、先日出張先にて昼休み時間を潰しに最寄りの家電量販店を訪れた際におもちゃコーナーへ立ち寄りましてこの摩耶のキットを見付けました。

以前からブログに書いている様に自宅では模型を作っても保管する場所が限られている関係で買うなら駆逐艦以下の小型艦艇をと考えて見に行ったのですがたまたま在庫の有った駆逐艦冬月と涼月の二艦(こちらも今年リニューアル対象ですが販売していたのは旧版で安価の。ちなみに今度出る冬月・涼月はリニューアルと同時に価格もアップしまして(旧版が値引きされていた関係も有りますが)この旧版二隻合わせた分と新版一隻分がほぼ同じです。今なら安価で買えるので迷ったけれど結局選んだのは摩耶の方でした。

(手持ちのお金が少なくて三隻一緒には買えなかった・・・。8月になったらまた行くので冬月と涼月を買うならその時かな?)

 

こうして今回(現行版)摩耶のキットを手に入れました。


とりあえず一隻分の保管場所は確保出来たので今度時間の有る時に組み立てたいと思います。


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それでは、、、
明日も一日頑張りましょう!!!

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