こんばんは!
「ずっしー。」です!

今日も一日お疲れ様でした!

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GW中もやはりインドアな私でしたが、

今回作ったウォーターラインシリーズの模型は軽巡大淀以外に駆逐艦霞と初春が有りました。

当初の購入計画では大淀に加えて戦艦なら伊勢か日向、空母なら三段空母時代の加賀、巡洋艦なら最上(航空巡洋艦の)を考えていました。ところが同じ頃に模型の他に購入しなければならないもの(1/700用25mm単装機銃セットもそのひとつでした)が出まして予算は大幅に削減。大淀を購入した残りで買えそうなのは小型艦艇となり購入したのが霞と初春でした。

ちなみに駆逐艦霞は戦艦大和以下の艦隊が沖縄を目指した天一号作戦。つまり最終状態の。私は霞もてっきりリニューアル前の模型だと思っていましたが発売されたのは今年3月で最新金型のでした。ただし組み立ては後で述べる理由により今回は見送りとなっています。

 

対して駆逐艦初春の方は竣工時(1933年頃)の模型です。私は基本的に最終時の模型を買う事が多いのですがこちらの初春は初期の。買ったのには理由が有ります。

主砲や魚雷発射管をひな壇式に積んだこの姿は他の駆逐艦と比べてより獰猛さが増していますがこの姿でいたのは僅かな期間だったというとてもレアな状態を表現した模型なのです。当初ネットで初春1933の在庫を調べたらどこにも無かった。同じく在庫の無かった大淀を見付けていた店舗で購入しようとした際に初春1933を発見し迷わず買った次第でした。

 

初春がこの姿になったのはロンドン軍縮条約で各国海軍の保有数が制限され、この制限内で収める為にはこれまで作って来た特型1680トンよりも小型にするしか無く結果1隻当たりのトン数は1400トンと少なくなり。それでいて火力は特型と同等かそれ以上が求められた為初春型はこの様な姿になったのです。(なお制限が掛かったのは優秀な特型が作られた事が発端。)

例えるなら軽トラの荷台に30人近くが乗っている様な感じですね。果たしてこの状態で軽トラを運転した場合、直線は良いとしてもカーブは大丈夫なんでしょうか?

 

そう、これと全く同じ事が竣工直後の初春に起きました。転舵時の異常な傾きを記録。

通常の駆逐艦は横倒しになっても復元力が働き元の姿勢に戻ろうとするのですが初春に関しては僅かな転舵でも大きく傾いた。もし戦闘中に大きな運動をした場合、完全に横転して復元力が働かない事が考えられる。その事を証明したのが水雷艇友鶴の転覆事故でした。

同じ思想で作られた友鶴が荒天の中での演習中に転覆して多数の犠牲者を出し。もちろん火器類多数搭載による重心上昇は分かっていたので船体幅を拡げるなどの対策をとっていたもののこれでは不十分だったと判断されたのです。

事件を受けて建造中だった初春型は全て建造中止となり設計を改め。この状態で完成していた初春と子の日も後に改装される事となったのです。

 

ざっとこれが初春1933の説明になります。

改装後の初春も発売されているのでこれと並べて比較してみるのも良かったかも知れませんが今回は竣工時のだけにします。

色んな艦船の最終状態、その多くが戦中ので駆逐艦なら平時船体に書かれている所属番号と艦名は消されています。(なお大型艦の場合、平時は一文字ずつ真鍮製の艦名を艦尾付近に貼り付けているのですが有事は船体と同じグレーで塗られて遠くから読めなくなっています。)

この初春は戦前の竣工時の為どちらも入っています。そういった意味でも珍しいかと。貴重な模型を作れて良かったです!!!

 

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ちなみにこの後は霞に取り掛かる筈でしたが、

またしても初春の製作途中でグレー色スプレー塗料(軍艦色2)が尽きてしまいそうだったという。陸奥と大淀で大半を使ってしまったから?

とりあえず必要箇所だけをスプレーで優先的に塗装して細かい部分は同色の瓶詰塗料で筆塗りをしました。こうして何とか完成。

スプレー缶は便利だけどこう何度も買い直していたら勿体無い。(缶の処分もまた大変!)

筆塗りの技術を上げるか?エアブラシを購入するしか無さそうですね。


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それでは、、、
明日も一日頑張りましょう!!!

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