第1話

 西暦64億2000万2203年。すでに火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星は、どこかへ飛んでいってしまっている。太陽はほとんど燃え尽きていて、重力のほとんどを失ったからである。太陽の引力に引かれる事なく、太陽系の外へ出て行ってしまったのである。
 地球では。
「間もなく、太陽は完全に燃え尽きる。すると、太陽系は解散される。つまり、地球もどこかへ飛んで行ってしまう。」

 西暦54億年頃の古文書にはこう書かれている。「太陽が赤色巨星になり、暑くなった地球を、銀河戦艦 大ヤマト号は救った。」

 西暦62億年頃の古文書にはこう書かれている。「太陽は白色矮星になり、地球は寒冷化した。ある人は提案した。「地球ごと過去の時代へタイムスリップさせよう。西暦54億年から西暦62億年の間のどこかの時代へ。」」

 古文書を研究している学者がいた。

「我々も過去の宇宙へ戻ろう。西暦54億年から西暦62億年の間のどこかの時代へ。」

「でも、西暦62億年の人類は、西暦54億年から西暦62億年の間のどこかの時代へのタイムスリップに成功したのか?」

「それについてはわからない。もっと古文書を調べてみよう。」