第1話
西暦54億4000万年頃、小マゼラン星雲では。
「このままでは小マゼラン星雲も制圧されてしまいます。」
「銀河大戦はここまで拡大したんだな。」
「銀河戦艦29号が活躍する時が来た。」
銀河戦艦29号に人々は乗る。
「宇宙ワニ、キング・クッパの軍隊はどこだ。」
「伏兵がいるかもしれない。どこにいても不思議ではない。」
惑星では、突然ピラミッドの下の方が爆発した。そして、上へ飛んで行った。キング・クッパが自分のものにするために、ピラミッドを惑星から切り取ったのである。惑星には大きな穴が空いている。空から大量の砂が降ってきた。あたかも爆発したピラミッドが分解されて降ってきたかのように見えるが、余った砂が落ちているだけである。惑星から見ると、単にピラミッドが爆発して上に飛んだだけであるが、この光景を宇宙から見ると、ピラミッドが大気圏を越えて宇宙空間へと上昇している。
銀河戦艦29号は出発した。星を離れ、宇宙空間へと旅立った。
「小マゼラン星雲の人たちは今どうしてるんだろう。」
「我々が2週間前に聞いた話を思い出せ。」
「何聞いた?」
「たった2週間でもう忘れたのか。2週間前の新聞を読め。」
「思い出した。」
「大事な事は2つだ。2週間前に聞いた話を復習しよう。」
「今ある幸福に気づく事の大切さと、人間は長い時間がかかったとしてもいつか未来には他人を思いやる心を習得するという事。」
「そうだ。我々宇宙戦士は、小マゼラン星雲で待っている人類よりも食糧が豊富に手に入っているにもかかわらず、幸福を感じる事ができていない。2つの教訓、忘れるなよ。大事な事だからもう1度言う。」
「1.今ある幸福に気づく事の大切さ。2.人間は長い時間がかかったとしてもいつか未来には他人を思いやる心を習得する。」
「その通り。」
銀河戦艦29号の前に現われたのは、空飛ぶピラミッドである。ピラミッドはさらに上昇していく。