【懐かしの昭和】昭和の名車シリーズ「いすゞベレットGT」 |  おおむね日刊 ★ 狐のブログⅡ

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  今週は「マーメイドS(G3)」「宝塚記念(G1)」です。

管理人が運転したことのある、昭和の名車シリーズ「いすゞベレットGT」
 こんばんは、管理人の狐です( ´_ゝ`)ノ
 そういえば、懐かしの昭和書庫にクルマの話題をあまり書いていないなぁと気が付きました。元々、狐こと管理人は自動車関係の会社に在籍していたこともあって、運転したクルマの種類たるや数だけなら錚々たるものです(古い時代ですがwww)
 今日は、突然思い出したクルマ「いすゞベレットGT」を取り上げようかと思います。

そもそも、いすゞと言うメーカーが乗用車を作っていたのか?と、平成生まれ以降の方は思われるかと思います。かつて、日本の自動車メーカーの黎明期(1960年代)には、たくさんの自動車メーカーが存在してました。狐が物心ついた頃、記憶にあるメーカーだけでも…

 

 トヨタ(コロナやクラウン、パブリカなんかを作ってました。壊れやすいって言われてたwww)

 日産(技術の日産と言われて、ブルーバード=ダットサンやセドリックなど)

 いすゞ(べレル、ベレットなど)

 (以上が、国産御三家と呼ばれてました)

 日野(コンテッサ)

 三菱(コルト)

 富士重工(スバル360)

 マツダ、スズキ、コニー、くろがね、ダイハツあたりが軽自動車(貨物中心)を作っていたと思います。

 

で、冒頭のいすゞベレットGTですが…国産車で初めて「GT」の名を冠したクルマでした(写真はGTR)

発売開始は1964年、平凡なセダンに強力なエンジンを積む、同時期のスカイライン(S54B)とともに元祖「羊の皮を被った狼」ですね。


 (狐が乗ったのは、マイナーチェンジ後の)GTRですが、とにかく現代からは想像もつかないくらいの小さいサイズ(4,005×1495×1,325/全長×全幅×全高)、そりゃーもう今の軽自動車と大して変わらない幅しかなくて、重さに至ってはホンダフィットよりも軽い900キロ台!

 だから今となっては非力に思える、DOHC120PSのエンジンでも簡単にホイールスピンするほど力がありました。まぁ、小さいわりには取り回しが良くなく、始動性の良くないソレックスキャブなどもあって市街地走行は乗りにくかったデスかね。

 

 当時としては凝りに凝ったサスペンション(リアはダイヤゴナルという珍しいタイプ)で、ラフな道路で跳ねながらもパワーと特にトルクを体感できた生粋のGTモデルでした。弱点は、いすゞヒルマン時代からのブレーキの弱さとボディ設計の古さからくる強度不足などでしたが、当時トヨタ1600GTやスカイライン2000GTーA級ならば、箱根の上り坂などでは瞬時にバックミラーに収められるほどの加速力というか大トルクがありました。(;゚Д゚)ケッコウハヤカッタ

 

 以降、ベレットはモデルチェンジ時に、シボレーやオペルと共有シャシーを生産、ベレットジェミニと名前を変えて販売しますが、徐々にシェアは後退。

  

 あの、有名な名物CMをピークにジェミニも消滅。 今は、ただただ懐かしく思えるのみとなりました。いすゞは、日本のモータリゼーション発展期に他のメーカーと同じく、国内オリジナルを生産開始しましたが、エンジン・ミッションの開発や、立ち位置などの錯誤があったりで、後発のHONDAやマツダにも抜かれてしまうことになるわけなのですが、独特の洗練されたヨーロピアンフォルムは当時とても魅力的でした。

 

 垢抜けなかった三菱自が、やはりヨーロピアンテイストのギャランの販売で、一気に乗用車メーカーとしてのし上がったのとは対照的でした。三菱の成功は、エンジンや基礎シャーシーの開発余力が大きかったことがありますが、ギャランについてもいずれ記事をあげようかと思います(了) 


ではまた!昭和ネタでお目にかかりましょう。

                                           by sakura-kituneo
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