家には本来、
„本物“ の「呑んべ〜さん」がいるはずなのだがっ。
今年に入って、なんだかひどく忙しいらしく、
ほぼ毎日「シラフさん」。
まず常備が基本のはずの、大好きなビールがほとんど冷蔵庫に入っていない。
たまに入っていても瓶は買うのが重いから!と、缶ビールだっ。(こだわりはどこに消えたのだ?まえは、わざわざビールだけを買いに出かけていたのに。)
お寿司ご飯のお供は。
これではいつまでたっても
「呑んべ〜さんシリーズ」が書けないではないではないか!
しかも、鏡を見て、「僕、自分が太って醜くくなったから嫌です!」などと、ダイエット!スポーツジムに頻繁に通いだしてしまった。
「運動の後のイッパイ。黄金に輝く泡々のお水。さぞや喉越し爽やかだよ〜んっ!」と勧めてみるがどうもうまくいかない。
目標は。まずは、3年前のマイナス7キロだそうで。
先日のタンスの整理。もう明らかに着れないであろう、その若かりし頃の細身Tシャツ。
『わたくしが部屋着にしたい!』と言ったのに、
全て洗って綺麗にしまっていた。
(まさかあの時から痩せるつもりだったのか?)
そんなわけで一向にあけてくれないビール。
わたくしの得意料理、炭水化物王様「白ごはん」を、炊いても殆ど食べず。甘いケーキもなかなか減らない。
こうなったらわたくし。自分が頑張ります。ご飯ももりもりっ。ついでに、一度くらいは!己が『呑んべ〜さん』になってみようかなんっ。
早速意を決して。ひとり飲みしてみました。
多分、家でビールをちゃんと飲んだのは5年、いやいやっ。。もっ、10年ぶりかな?(兎に角、ビールは得意ではない)
が。これならわたくしもいけちゃう。
こちら、以前に紹介したここ、シュトゥットガルトのビールっ。のレモネード割り製品。
このレモネード割りのビールはドイツ各地に結構有り、その名も「Radler」。
ベルギービールのように、ビールだけど果物生まれ。ではなく、完全に甘いソーダで割っちゃってる感、満載のお味。
しかも、以前に書いたが、シュトゥットゥガルターホーフブロイビールは、残念ながらビールのコクにかける。どちらかと言うと水っぽい深みのないビールなので、レモネードと割られていてもなんのジャマもしないっ感じである。
ビールというより、ビターレモン系の、ほんのり苦みがあじわえるかなんっ?くらいの。まるでレモンジュースだ。(と言ったら誇張があるかな?)
ビール嫌いのわたくしにも、やけに飲みやすい仕上がりである。
個人的な感想であるが、コーラ感覚?で。おそらく、ピザや、フライドポテトなどに合いそうなお味ではないだろうか?
因みにレストランなどでももちろん、その土地のビールで割った「Radler」を楽しむ事が出来る。
ネットによると、ラードラーは、もともと、『自転車乗り』という意味で、自転車のりが、気軽に爽やかに飲めるビールという売りだったらしい。
ビールが苦手だけれど、せっかくドイツ!ちょっと飲んでみたい!という方には、ビールのお国でビールらしからぬ変わり種っ!おススメしちゃうのである。
因みに、この日のお夕飯は、ピザではなく、簡単簡単ちらしずし。
子供の頃父がよく作ってくれた、いり卵ご飯をアレンジしたわたくしの思い出おおき、一品。
作り方は大変簡単!かつ、雑で。
父のオリジナルは、お酢ご飯に、炒り卵。そして刻み海苔をかけただけ!
最後に、たらりとお醤油。これが意外と、イケるのだ!子供の頃何度もこれを作ってもらった。
ドイツでよく作るのは、そこにサーモン。(ツナ缶も合う)
緑なら何でもいい。(こちらはアスパラだが、インゲンや、サヤエンドウや、もちろんきゅうりや!)
そして白ごま、刻み海苔。
彩に桜でんぶ。わさびも忘れずにっ。
大き目マッシュルームに、ベーコン、とろけるチーズを乗せ、
ただオーブンで焼いたもの。(マッシュルームは本当は、何も乗せず、ただオーブンで焼いただけでも、エキスたっぷりのジュースが溢れるほどに出て、最高に美味しいが。
こんなベーコンチーズも、もう王道ではないか?
スライス、ローストの玉ねぎをかけてもいい!
バターを、ちょっと乗せても最高!
焼きあがったら、お品良く、ナイフで切って食べたりしてはいけない! せっかくのキノコジュースが全部溢れてしまうので、豪快に大きなお口を開けて一気にパクリっ!お口に広がる水分がたっぷり過ぎて、ちょっとびっくりする!
シイタケでもきっとすごく美味しいと思うが、傘の中が凹んでいないので、そんな時は、縁のある耐熱皿に、たくさんシイタケを敷き詰めて、同じように、ベーコンやチーズ。バター!
食べる時はスプーンで、すくったらいいのではないか!
今日はおうちご飯なので、軸もそのまま焼いたが、傘だけ体裁よく、お皿に並べれば、お客様もちょっと喜んでくれる、お酒の一品、間違いなし!である。
弱火フライパンに蓋でも、上に焦げ目はつかないが、ちゃんと同じようなものが出来る!
一人であっさりラードラーを一本空けてしまった。
意外と美味しくて、次回の呑んべ〜さんでは、別のラードラービールに、挑戦してみたいと思う!