片付けがはかどる方法の管理人です
片付け、はかどっています??
片付けを気張り過ぎると、少しばかり心に毒なので
当サイトでは、隊員のエピソード、こぼれ話
決して他人に伝えたくない恥部、
さらに片付けとは、
直接関連しないかもしれませんが
当隊が、皆様とシェアしたい情報などを公開です。
新幹線5路線を含む計12路線が交わる大宮駅。
700,000人近い乗降客が行き交い、
東・西口には商業施設やビル、
北隣には車両工場、鉄道ファンの聖地
鉄道博物館もありますね。
大宮はまるごと”鉄道城下町”なのです。
その歴史をたどると、鉄道貨物輸送の
拠点として物資を運び、大都市へと向かう
人々をも運んだ役割が見えてきます。
大宮駅の誕生は1885（明治十八）年。
氷川神社の門前町だった大宮は江戸時代、
中山道の宿場町として栄えましたが、
明治に入り衰退。
当初は旧中山道側の東口しかなく、
上野駅まで約一時間かかったようです。
今じゃ考えられん。
列車の発着は一日8本。
乗降客は180人（1887年当時）、
旅客・貨物の総収入は52円でした。
しかし、1894年に車両の新造・修繕などを担う
大宮工場（現大宮総合車両センター）、
1896年に大宮機関庫（後の機関区）が開設。
鉄道網が整備されると、
旅客や貨物が増加してきたのです。
その発展は養蚕業とも無縁ではないのです。
江戸時代から埼玉、群馬などでは
養蚕や絹織物の産業が発展し、
重要な輸出品目として国の基幹産業に。
これら産地と、生糸を積み出しする
横浜とを結んだ大宮は、日本の近代化を支える
産業都市になっていきました。
戦後の風景もまた、鉄道の街を象徴します。
西口の駅前には国鉄官舎が点在し、
小学校児童の半数が国鉄職員の子ども。
おまえんちの父ちゃん掃除夫
俺んちの父ちゃん駅長だぞ、
とか言ういじめもあったかもです。
大宮工場の従業員は戦後、
最大約5,000人に膨らみ、国鉄関係者を目当てに
商店や居酒屋などが立ち並びました。
旧大宮市議の約半数が
国鉄関係者だった時代もあったようです。
Mさんは西口で生まれ育った鉄道の申し子。
大宮工場で働いた後、今は鉄道博物館で
ボランティアとして案内役に。
父親もかつて大宮工場に勤め、Mさんは
幼い頃から機関区に出入りして遊んだと。
朝から汽笛を聞き、鉄の臭いが染み込んだ。
大人も子どもも鉄道とともに暮らしていました。
そんな西口が一変する転機が来ます。
1982年の東北・上越新幹線の開業です。
それまで小さな平屋建てだった駅舎は
取壊され、新幹線の高架が伸びる
三階建て駅舎に一新。
駅前から戸建て住宅が次々と消え、
ロータリーの上に大きな歩道橋がかかり、
商業施設や企業ビルが立ち並ぶと、
県内随一の商業地へと飛躍したのです。
この時点で既に浦和を抜いています・・
Mさんも鉄道を愛し、若い頃は大宮から
列車で各地を巡ったと。
今は東口近くで鉄道模型店を経営していますが、
新幹線開業の頃まで長年、
駅構内で駅弁を販売していたと。
変わり身の早い方です(^^ゞ
特に売れたのは、夜の東北線の下り線。
上野方面から乗ってきた客が大宮で
乗換える時に、我先にと弁当を買い求めたと。
新幹線は当初、大宮駅始発の
暫定開業だったため、
売上は最大で4倍になったと。
古いものを壊しては変貌（へんぼう）を遂げ、
鉄道城下町、を形成した大宮駅。
開業当時の駅舎もホームも看板も
全く残っていませんが、鉄路を築き、
人とモノと情報を運び、
次代へとバトンをつないできた
大宮の人たちの気概と行動力こそが、
歴史遺産なのかもしれませんね。
★余計な解説
『大宮駅』は1883（明治十六）年、
日本初の私鉄”日本鉄道”の
上野―熊谷間が開業した当時、
県内の停車駅は浦和、上尾、鴻巣で、
大宮に駅はなかったんですよ。
江戸時代に氷川神社の門前町として
栄えた大宮宿の当時の人口は1,000人ちょい。
駅間距離も短くなるためだったと。
当時、宇都宮方面に向かう東北線の
分岐点として、大宮案と熊谷案が浮上。
白井助七氏（後の大宮町長）ら地元有力者が
用地の無償提供を申出るなど誓願を繰り返し、
1885年に大宮駅が開業。
現在、JR東日本、東武鉄道、
埼玉新都市交通の三社が計12路線を運行。
一日当たりの乗降客数は約689,000人
（2015年度データによる）。
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これまでも、これからも。
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