先日ディナー営業中真っ赤なちゃんちゃんこと帽子をかぶったI社長が現れた
僕は、一目で還暦のお祝いだと了解した
最近ぎん2に来ていただき始めたワイン好きなI社長の還暦のお祝いに選んだシャンパンは、
アンリオ ブリュット・スーヴェラン
スーヴェラン"とはフランス語で「至高の」「最高の」の意
美しいゴールドカラーから立ち上る泡は真珠のようにきらめきます。
香りはミネラル風味を中心に非常にエレガントで、バランスの良いボディが味を引き締めます
ぶっちゃけ、僕も還暦になっても、I社長のように現役でバリバリ働いて
綺麗な女性達と美味しいワインを楽しみたいものです
いよいよ本日衆議院解散総選挙となった
僕が思ふに・・・
今の政治には、もううんざりだ。かといって政権交代が起きたとして
果たして僕達の暮らしぶりは良くなるんだろうか?
えらそうなことはもちろん、小市民の僕には言えないが
日本の本当の意味での将来を見据えて政治に全精力を傾けていただきたいものだ
僕の現時点の予測では、8月30日の選挙できっと民主党が220議席ぐらいとって大躍進するんだろうな
麻生さん負けて鳩山由紀夫首相が誕生
元信者としては、幸福実現党が果たしてどれだけ議席を取るかが注目したいところです
ぶっちゃけ、マニフェストに高校の授業料の補助が明確に書かれてたら民主党とその議員に投票します
長男来年高校受験やしね
消費税は、絶対上げんとって欲しいなぁ
八日市島田屋さん特製土用の鰻丼に肝とちょっとフォアグラも載せて
ぶっちゃけ、スタミナつきます
夏に限らず、僕は週1以上カレー賄いで作って食べます
コックになりたての頃からこの週一カレーは続いています
ぶっちゃけ、牛ヒレ肉たっぷりの激辛ぎん2の賄いカレーは、隠れファンが多くて
常連の中には、他のメニューよりも
ぎん2カレーを指名される方もおられます
時々分けてあげたりします
僕はよく生卵を割って食べたりします
マダム特製 抹茶のシフォンケーキ
柔らかな触感と抹茶の風味がかなり好評です
皆既日食いよいよ明日朝ですが、お天気どうかな?
日食グラスせっかくゲットしたから、絶対晴れて欲しいです
ぶっちゃけ、次回の皆既日食が日本で見られる時まで生きてるかどうか判らんしなぁ
恋愛願望妄想小説
『200Q』 part3
それからしばらく、ミュジィ二ーさんからは何の連絡もない2週間が過ぎた。
ぎん2は、お陰さまで相変わらず忙しい日々が続き、
僕はすっかり空に2つの月が出ているのさえ忘れて過ごしていた。
そんなある日の土曜日の夜、看板を消して僕が店のシャッターを下ろそうと外へ出たとき
1台のタクシーが駐車場に停まった。
ミュジィ二ーさんだった。
薄いグリーンのサマージャケットに白いパンツルックに高いヒールだった。
『ごめんなさい、もう閉めちゃう?』
タクシーを降りるなり、彼女はそう言って僕を大きな瞳で見つめた。
夏の風に彼女の香水の香りが僕の鼻腔をくすぐった。
『大丈夫ですよ、でもシャッター半分閉めちゃったけどいいかな?』
『全然、ありがとう、ちょっとだけお邪魔します』と言って彼女はお店に入った。
僕は、ジャズを小さな音量でかけ、
カウンターだけ照明をつけシャンパングラスを用意した。
僕はなにやら胸騒ぎを感じた。

さっき嗅いだ、彼女の香水のイメージで選んだ一本だ。
ミュジィ二ーさんは、美味しそうにシャンパンを飲みながら僕に言った。
『マスター、うさぎの町のお話していい?』
僕は、さっとソテーした帆立貝にキャビアを盛り付け
バルサミコソースを掛けて、サラダを作った。
『美味しい、キャビアって本当シャンパンに合うのね!』弾んだ声で彼女は微笑んだ。
僕は、隣に座り一緒にシャンパンとサラダをつまんだ。
口の中で粒々のキャビアがシャンパンで洗われ
そして融和してなんともいえない不思議な触感になって僕の脳を刺激した。
『うさぎの町はね、実は月にあるのよ』彼女は、そういうと僕に一枚の写真を見せた。
普通の町の風景写真だった。でも良く見るとどっか変だった。
そこには、直立して服を着たうさぎ何匹も写っていた。

『これって?』僕は不思議そうに彼女に尋ねた。
どうやら外に出ている小さいほうの月にうさぎの町はあるらしい。
そしてそこには、直立して人間のように生活するうさぎ達の世界があるという。
『実は、私うさぎなんだ。』と彼女は真顔で言った。
『えっ??』僕は、嘘だろうって顔で彼女をじっくり見つめた。
『嘘うそ、でもね、マスターと私はどうやら選ばれた見たいなの。』
彼女は最後のシャンパンを僕に注ぎながらそう言った。
『赤ワイン飲みますか?』
『ボルドーがいいな。』彼女のリクエストで僕は、ボルドーグラスを出しながら
何にしようかなっと頭を働かせた。
シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド 1998
シャトー ラトゥールの隣にある、「超二級格付け」のシャトー。いわゆるスーパーセカンドワイン。
メルロに由来するコーヒー・チョコレート・チェリーの要素が、カベルネ・ソーヴィニヨンや
カベルネ・フランの複雑なブラックベリーやカシスの果実味とうまく合っている。
光を通さないほど濃いルビー色をしており、セクシーな、華々しい香りはトースト、黒系果実、西洋杉を思わせる。味わってみると絶妙なワインだ。フルボディで、層をなし、多面的で素晴らしい。
ミュジィ二ーさんのイメージにぴったりのワイン。
僕はお気に入りのソムリエナイフでゆっくりとコルクを引き上げそして匂いを嗅いだ。
『パーフェクト。』
テースティングして、少し彼女のグラスに入れた後、丁寧にデキャンタージュした。
『わぁ~、すごいいい匂い。』彼女は、鼻をくんくんさせて目を閉じた。
ワインのようにとってもセクシーだった。
フォアグラをソテーして、コンソメで煮た大根の上に置きマデラソースをかけて
上にピンクペッパーを散らした。
『私大好きなんだ、フォアグラ。』ほんのりピンクに染まった頬をほころばしながら彼女は言った。
ワインとの相性は、言うまでもなかった。
僕達は、それから時間をかけてうさぎの町の話をした。
だんだん酔ってきて詳細は忘れてしまったが、どうやらうさぎの町の親分に僕達は選ばれたらしい。
彼女は、メンソーレの煙草に火をつけ細く煙を出した。
僕は、それがスポットライトに照らされやがて消え行くのを見つめていた。
次の瞬間、彼女は二重の綺麗な長いまつげの大きな瞳で僕の目を見て
そしてゆっくりと閉じた。綺麗だった。
彼女の唇が僕の唇と重なった。三度目のキスだった。
そのとき僕に電撃が走った。
僕と彼女の全身が光で覆われ、そのまま宙に浮いた。
『ほうほう』どこかであの声が聞こえた。
宙に浮いた光の繭に包まれた僕達は、キスをしたまま店の外へ出され
そして空に輝く二つの月のいびつな形の小さな緑色の月あるうさぎの町に
ぎん2の駐車場に降り注いだ光のトンネルに吸い込まれて行くことになった。
『間違いなく200Qの世界に迷い込んだみたいだ。』遠ざかる意識のなかで僕はそう思った。
誰もいなくなったぎん2のカウンターには、飲み残したワインとメンソーレの煙が存在していた。
(フィクションです)
part2は、前回のブログに収録
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7月22日(水)10:38
皆既日食ただいま観測中
時折雲の合間から欠け始めた太陽が
家の庭からめっちゃ見える
日食観測グラス買っといて良かった