秋が嫌いになっちまう去ってしまった年の秋は金木犀の香りと共にやって来た切り取られた稲穂と橋のてっぺんから見える紅空が一人の帰り道の密かな楽しみで暗闇トレインのわずかな時間で小さな灯を数えたりした月日が一周して またやってきた寒いただただ寒い秋を知ったのは微風かだって心が夏服しか準備できてないから暑い寒いを繰り返して私は来るオワリを待つ「俺は何も残せなかった」そんな言葉はあんたには合わねえよ