2009年7月に上梓(じょうし)した
『見捨てられたがん患者さんへ(講談社)』
の在庫が無くなったとのこと.
Amazonで確認したところ,
中古品しかなく,しかもチョット驚く高値がついている.
本書が手に入らないという患者さんの話を聞き,
出版社(講談社)に問い合わせたところ,
どうもそういうことらしい.
初版は6,000冊だったと記憶している.
地味~に4年かけてポツポツと売れて,
全冊“はけた”ということ.
生まれて始めて書いた本でもあるし,
“完売”は,これはこれで感慨深くはある.
ただ,出版から年月が経過し,売れ方も沈静化しているため,
増版は期待できないとのこと.
さて…,
増版できないとなると少し困る. (・_・;)
今,自ら読み返しても多少の修正,改正点はあるものの,
当院の診療の考え方に関しては今も当時も全くブレはない.
医療は,医師サイドと患者サイドが
同じ方向を見ながら紡いでいくものと思っているため,
本書は,患者さんに当院の診療の考え方を知ってもらうための
いい“ツール” だったのに…
まぁ,これはこれで,
2冊目の執筆に取り組むタイミングが来たという
ことなのだろう.
そろそろ,
重い腰を上げるとするか…
★追記:本書を置いて下さっている図書館は比較的多いと
聞き及んでいます.
本書に目を通してみたいという方は,
最寄りの図書館を利用されては如何でしょう.