2 + 2 = 5 (ごめんなさい。) | 慶應義塾大学理工学部體育會水泳部(銀泳会)

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慶應義塾大学理工学部體育會水泳部銀泳会。初心者から全国大会経験者、帰国子女、文系学部学生など、色々な人が集う部活です。練習は基本的に週五回。夏と春にはおよそ一週間の合宿を行っております。日々の活動報告です。

んちゃ。65期のロマネスです。

 

アラレちゃんっていいですよね

 

人数が少ないので順番が回ってくるのが早くなってしまいました。

他の人のブログを読んだのですがみんな寒そうですね。僕もです。

ただここで寒さの話をしてもしょうがないと思って、ネタを探しにスマホの写真フォルダを漁って見ました。半月前の三田祭で終わってました。

 

要はこれまで特に何もしていないということです。

 

これから銀泳会に1年半以上いるとなると、今回のようにネタ切れを起こす可能性は非常に高いと言えます。これを踏まえて、特に話すことがないときにやることを決定し、その記念すべき第一回をここでやりたいと思います。

 

題して!

 

ってやってカッコいいのが思いついたら良かったんですが何も思いつかないので評論的なものをやるとだけ言っておきます。

 

主に好きな音楽について語りたいのですが、僕と音楽の趣味が合う人は非常に少なくてですね、、銀泳会内では某tbtさん以外いません。

そうです。自分の感動を共有する場所がないので寂しくてここでやるだけです。

 

とてもニッチな話題を長々語るのでめんどかったら読み飛ばしちゃってください。。。

あ、それと言い忘れていたんですが僕は高校時代音楽のテストで先生に呆れて爆笑されるくらい音楽性がないのでほとんど歌詞とタイトルについての話になります笑

 

↑追記になりますがいざ書いてみたらガチで長くなったので気をつけてください

 

では、

 

1.Radiohead "2 + 2 = 5 (The Lukewarm.)"

 

 

一つ目は僕がこよなく愛するRadioheadの“Hail To The Thief”というアルバムの一曲目となるこの曲です。

先ほども言った通り音楽性が皆無な僕は思い出と音楽を結びつけて楽しむことが多いです。このアルバムはちょうど三年前の今頃、部活が日吉で練習があってクリスマスにかけての5日間くらいこれを聴きながら移動してました。これまでの人生の中でもあれほどクリスマスっぽくないクリスマスはありません。

 

Radioheadへの愛を語ればキリがないのですが、リーダーのThom YorkeがおそらくRadioheadで1番人気のある“Creep”という曲が好きじゃないという発言をしていたことから僕もCreepおよびそれが収録されているアルバムも聴かないことにしているというレベルの狂信っぷりです。

 

そんな僕のRadioheadへの信奉を確固たるものにしたのがこの曲です。特にタイトルですね。

"2 + 2 = 5"は一見ただの馬鹿か、1+1は2じゃないって意味もなく言っている逆張りを想起させますが、実際はもっと深い意味があります。

 

実はこのタイトル、出典があります(諸説あり)。

それはジョージ・オーウェルによる未来小説、「1984」です。あらすじをちゃんと語ろうとすると長くなってしまうのでめちゃ端折ってまとめると、

 

第二次世界大戦後、核戦争を経て世界の国はオセアニア、ユーラシア、イースタシアの3つのみになります。オセアニアのリーダーであるビッグ・ブラザーが国民の反乱する能力を奪うために情報改竄、監視、新言語の制定等を行い洗脳を進めます。主人公のウィンストンは旧英国のロンドンに住むこの国の官僚ですが、次第にこの体制に疑問を持つようになり、禁止されている行為に手を染める。

 

といったような感じです。そして、この小説に登場するNewspeakと呼ばれる新言語が2 + 2 = 5に関係しています。これは私たちが普段学んでいる英語をめちゃくちゃ簡略化したもので、全ては語れませんが例えば“good”と“bad”といった対義語を、どちらかの頭に un とつけて簡略化します。つまり“ungood”と"bad"は同義になり、わざわざ二つの単語を覚える必要はなくなります。他にも色々あるんですが、作者が小説の最後に細かーいNewspeakの文法をまとめているので気になったら目を通してみてください。

 

一見とても便利そうですよね。ですが、こういった言語による文節をガバガバにするのは危険なことなんです。

その危険性を想定する思考実験的なものを考えてみました。

 

仮にみなさんは日本語しか使うことができなくて、他の言語に関する知識も一切ないとします。そして日本語の語彙で“イヌ”という単語および音声が欠けていたとして(イヌという文字、音声そのものがなく、イヌという分類自体をしていない)、

 

 

目の前にこの生物がいたらなんと呼ぶでしょうか。

体の構造などは紛れもなくイヌなのですが、それにも関わらずイヌであるとは言えない場合、どうしたら良いのでしょう。

一つ考えうる手段として、イヌに似た生物にオオカミというのがいます。ならばこれもオオカミとまとめて呼んでもいいんじゃないかというものです。

 

そしたら、実際に私たちはイヌとオオカミを区別していますが、この状況を想定した場合、果たしてイヌはイヌのままなのかそれともオオカミなのか。多分オオカミになるんじゃあないかなと思います。

身近な例で言えば、信号機の青信号の色はパッと見ただけだと緑のように見えるのに“信号青になったよ”などと使うことに似ています。

 

1984の世界では、このようにことばとことばの境目を曖昧にして、ビッグ・ブラザーにとって都合の悪いことばを消していこうとします。“revolution”, "liberty"を"ungood"の中に押し込んでしまえば、それらの単語はただ単に“ungood”なものとして人々は考えるようになります。

 

そして主人公のウィンストンのセリフ(?)にこういうものがあります。

"In the end the Party would announce that two and two made five, and you would have to believe it."

2 + 2 = 5は論理的には全く間違っていますが、+や=などの記号が曖昧になればこれは成立するかもしれません。ウィンストンは作中後半で2 + 2 = 5ではないけれど同時に正しいという二重思考に陥ってしまいます。

 

曲のタイトルはこういった概念をオマージュしているんですね。

 

ほんとは歌詞の方にも触れたかったのですがタイトルだけで超大作になってしまいました。Radioheadよりも1984の話の方が長かった気もしますが、たった一つのことばでこれだけの情報を引き出せるオマージュの良さゆえに起きたことだと思ってご容赦ください。

 

めちゃめちゃ長くなりましたが、タイトルだけでもこんだけ深いんです。僕はこれを知ったときにThom Yorkeに一生ついていくことを決めました。まー合ってるかどうかは知らないんですけどね。

 

 

やっとこさメニュー紹介に入ります。

 

疲れたああ〜

 

木曜日

こっちが金曜日

 

木曜日は最近メニュー係に就任した臼井さんメニューでございます。

Mein1のKickはメリハリをつけて高いペースとゆるいペースの切り替えを意識します。長距離の後半に大事そうですね。ゆっくり泳いでても意外と疲れるので終わったあと脚がパンパンになります。

 

Mein2は待望のチューブトレーニングですね

3セットあってそれぞれやることが違います。

1セット目は20秒間引っ張られてそれに負けないように耐えるやつです。めちゃくちゃ追い込まれます。

2セット目はダイブ後UWでシンプルに肺が持ちません。1番辛かった。。。

3セット目は写真のように、陸で行けるとこまで行ってから帰ってきます。速いスピードに慣れてそのイメージを作るのが大事ですね。

 

金曜日のMein1は100×4 Hardですね。

サイクルが3分と長いので、できる限り高いペースで泳ぎ切って乳酸を貯めるのが大事です。

 

Mein2は見なかったことにします🤞

 

最後まで読んでいたただきありがとうございます!

意図せず超大作になってしまいましたが反省して次回はもっと読みやすいのにします!!ごめんなさい!!!