Why not swim? | 慶應義塾大学理工学部體育會水泳部(銀泳会)

慶應義塾大学理工学部體育會水泳部(銀泳会)

慶應義塾大学理工学部體育會水泳部銀泳会。初心者から全国大会経験者、帰国子女、文系学部学生など、色々な人が集う部活です。練習は基本的に週五回。夏と春にはおよそ一週間の合宿を行っております。日々の活動報告です。



こんにちは、この度副務となりました57期岡島です。



昨日は、幹部交代後初の協生館での練習でした!長水は合宿での練習と泳光戦以来!メニューは、



kick 100*3(EN1)50*3(des to H) 2セット

swim 50*2 (Max speed) 100*1(easy) 4セット

dive 50*1 (S1)



の部分でタイム計測をしました。1週間「泳げる体に戻す」ための練習をしてきて最後のS1ではベストプラス1秒以内で泳げたのに、Frのkickではボードがプルブイになるだけで、極端に遅くなってしまったことが反省点です。swim 50*2 は45秒サイクルでハードでしたが、他の人も全力が出せていたと思います。副将から「脈をとるように。」とのお達しがあったので、今週は EN1、max speed、Hard などいつも以上に自分の心拍数を意識して泳げました。



土曜練には先輩方がたくさん来てくださるので熱が入ります!練習後も先輩方とご飯に行きましたが…そのうちのメンバーがこんなお揃いコーデをしていました~仲がいい証拠ですね!







さて、授業も再開し、幹部交代して1週間の練習が終わりました。人数が大幅に減ったにも関わらず、活気のある練習ができていてホッとしています。同時に、当たり前に練習する日々のカウントダウンも始まった気がして、「この時期の練習は最後なのか…来年のこの季節はないんだな…」なんて考えてしまいます。気が早いでしょうか?小中高とこれといったスポーツは水泳しかしてこなかったので、練習がなくなるのは想像がつきません。







大学で新しいスポーツを始めたり、趣味を見つけた友達を見ていると、ふと「なんで私は数秒を縮めるために毎日練習をしているんだろう?」と疑問に思うことがありました。新しい泳法を体得するわけでもないから、傍から見れば何も変わらないのに。いくら練習してもタイムはトップの選手の足元にも及ばないのに。だからと言って、日常生活で直接役立つ場面も、披露する場面も特にないのに(笑)。



それでも、試合で応援を受けて、ベスト更新を一緒に喜んでくれる仲間を見た瞬間に「あぁ、このためにやってたんだな。水泳やってて良かったな。」という気持ちにさせられます。



競泳は運によるところが少ない競技だと思います。ありのままの自分が試される。とはいえ個人の競技でも、絶対に日々の練習を支えてくれる仲間なしでは結果は出ないと断言できます。声出しをして忙しくても毎日タイムを送ってくれるマネージャー、練習を考えてくれるメニュー係、一緒に泳ぐ選手…感謝しかありません!





そう考えていくと、練習はタイムのためだけにやっているのではなかったとハッとさせられます。先輩後輩同期みんなで日々の練習を積み重ねること自体に意味があるから。あと、うまく伝わるかわからないのですが、水泳が引き寄せる「人」が好きだから。他にも気持ちの切り替え方、集中力の上げ方、体調の整え方、忍耐力、…水泳で培ったものはたくさんあります。





練習量や自分の気持ちとタイムは比例しないことがほとんどですが、その時期をいかに耐えられるかが成長につながると信じています。これから2か月は泳ぎ込みの時期です!!

我慢の時期は熱を失いそうになることもありますが、考え込んでしまいそうなときはWhy swim? ではなくて、この恵まれた環境にいてWhy not swim? そんな気持ちでやっていきたいと思います。







長くなりましたが、今年は「泳光戦主幹校」という大仕事が待っているので、主務、そして部全体の適切なサポートができればと思っています。もちろん、選手として試合で得点を取ってくること、ベストを更新する目標は忘れません!!



1年間よろしくお願いいたします。