料理の解説は一つ一つ出来ないので、メモと写真をごらんいただき、想像してもらいたい。

 考えてみたら、和食ランチが1回、あるパーティでの寿司だけで、外食はほとんどしていなかった。日本から帰って、約1か月ぶりの外食、何と朝昼夕と3食家で食べていたことになる。日本から密輸入した(内緒)野菜や餃子、焼売などの食材を、日持ちもあるかとから、費やすことに囚われていたこともある。また、マルセイユでどうしても行きたい、食べたいレストランが無かったこともあるが、それほどこの地は食べ物を美味しく感じたことは少ない。

 

 

 126日木曜、家のカミサマが今夜は「AM(アーエム)」に行こうかと言い出す。ここは家から歩いて5分、以前から行きたいと思っていたが、友人の紹介もあり、またエクスの陶芸家の友人が小鉢など焼き物を納めていたこともある。なかなか予約の取れない一つ星のレストランだが、平日と言うことで、何とか夜9時からの予約が取れた。家から徒歩5分の距離にあるが、なかなか足が向かなかった。

 

❖今年ミシュランの1つ星を獲得したばかりのレストラン「AM par ALEXANDRE MAZZIA.

マルセイユのサッカースタジアム傍で、市内と言っても住宅街にヒッソリと建たずむレストラン。ヌーヴェルフレンチで、絵画の様にお料理と食用花が並び、見た目も美しく、手を付けるのも一寸考える程。サービスも良くお値段も決して高くはない。❖

 

 和食感覚を取り入れた新しいフレンチ、ヌーベルキュイジーヌ、和風創作フレンチと言えるだろうか。コースは値段と品数でお任せ3種類だが、もちろん、一番安いものを頼むが「115€」、ああ。料理サーヴは、今フランスで流行の、小皿や小鉢に少しずつ出てくるスタイルだ。故に何品出てきたか、分からない。新フレンチの試行錯誤と言えようか。ソースへの葛藤と苦悩、洗脳されそうになるほど味わいがお腹に浸み込んでくる。

 

 

 さて、美味しかったと感じるのは最初だけで「途中からもういいよ」と思い、メインはフレンチか和風テイストか訳の分からぬ味になっている。抹茶など日本の調味料もふんだんに使われていたが、辛さの使い方(わさびと唐辛子、ラー油)が中途半端で、ゆずなど柑橘系はまだ使われていなかったようだ。出汁と醤油の使い方、塩遣い、そこに加える香草や調味料のバランスが良くない。塩辛さと味の濃さだけが印象に残るフレンチ、これは現在のフランス料理界の苦心惨憺しているところなのだろう。

 夜11時半、帰宅すると息苦しいのでなく、息が苦しくなるほど満腹感がひろがり、胃も痛み始めた。あれ?料理は美味しかったのだろうか・・・・。

 

 酒粕を使ったもの。イクラの入った卵白系スープ。ウナギ稚魚などが入ったチョコ。食用花のスモーク、抹茶パン、日本酒入りカニジュレ。ムール貝細かく刻んでルッコラソースだが辛味はラー油。カニソースのクスクス、生姜とパプリカの入ったパン。ほうれん草入り天ぷら風。

メインはラングスティン、ビーツの粉、香草の粉、卵の黄身、クミン入りのソース。ラー油とごま油の入った味噌スープ。その他、ハイビスカスやゴーヤなどを使い、デザートはこれでもか、これでもかと出てくる。