旅無香高堂=年またぎのご挨拶《心(魂)とカラダのマジカルセッション、二人の魔女にありがとう!》

 

 2022年12月下旬のある日、昔から知己のある妙齢の女性2名から「必ずいらっしゃい」とのお呼び出しがあった。最近は「香高素直堂」を名乗っているので、言われるままに向かったが、そこは恵比寿の隠れ里だった。

 曰く「精神と身体の施術により、まとわりつく業(カルマ)を取り除く」との事、魔女か天使か、悪霊祓いの儀式が行われた。私が何かに取り憑かれて苦しんでいるだろうとの思いで呼び出したようだが、今回は二人に「感謝」の言葉しかない。さて、取りあえず2か月の試用期間だが、2023年1月末から、60歳退職後初めて主夫稼業以外の働きに出る。今は思考も行動もゆっくりだが、兎のように跳ねることになるのかもしれない。

 

 

 2023年は卯年、72歳を迎える。漢字の<卯>は訓読みの「しげる=茂げる」が語源で、春に草花が覆い茂る様、つまり活発に伸び行くさまを意味している。そしてウサギは小さな体を全身で使って大きく跳ねるように、これまでの努力が成果として現れる飛躍の年となるようだ。

 ある占いでは、2023年は童心で純粋な心の人を好む神様文殊菩薩に守られ、「困っている人を救うことで文殊菩薩からの導きを与えてもらえる」とも書いてあった。卯年は人を救う年、その前に我が自身が救われるように、魔女か天使か分からない二人の「身体と精神世界の融合させる治療」の試みに導かれた。それは『心(魂)とカラダのマジカルセッション』だった。

 

 まずは、長年の友でもあるエンジェルセラピスト<インファ>の『魂のセッション』を受ける。冬至は<陰>のエネルギーが最も強くなる日なので、自分の魂が望む生き方をしていくためには「不要なものを手放すことが重要」と言われる。不要なものとは「ネガティブな思考やエネルギー、違和感のある人間関係、古い固定観念、今世と過去世のカルマ・不成仏霊などである。冬至以降の<陽>に向かっていくエネルギーに乗れるようにと、心身の浄化が行われた。

 

 

 自覚していないが、我が過去の悪行が祟ったのか、悪霊が十数人付きまとっていると言われ、我が20代以降に成してきた所業と思いをズバリ指摘してくる。70歳を過ぎて既に達観していることもあったが、その通りと肯くばかりであった。

 一方、先祖はフランスのシェルブールで、兄妹で育ったようだ。当時の私は面倒見の良い姉であり、妻がやんちゃな弟、今と逆転した関係だった。何故か知り合った時から「お兄ちゃん」と言われている。まさに「香高堂、スピリチュアルの世界に入る」と言う様相で、「私は臆病な性格です」と告白もしていた。

 

 

 そして、十数年来の付き合いである自然療法サロンVIGOR(ヴィゴール)の<yukie>の施術が始まる。それは「神経反射療法の中からお顔のリフレクソロジー」をメインに鎮静鎮痛、浮腫み炎症などメディカル・クレイセラピーの施術だった。身体は皮膚と筋肉、骨格で成り立つが、さらに内臓があり、血液や神経が全身に走っている。

 ヘッドや顔を優しく、だが痛い程突き刺してくる。久しぶりの施術であったが、やはり天使と悪魔が同居しているようだ。何か憎しみがあるのだろうか、施術中に様々な想いが駆け巡る。⇒続く