サビアンシンボルとは?
観測主体である「自分」がいる地球から見た天空の、太陽の通り道ぐるりと一周を12等分して12サインを割り当て
さらにひとつのサインを30度に分けた全部で360度それぞれに異なる
しかし全体的にはつながりを持った成長物語となる象徴を付与したのがサビアンシンボル。
この記事では
星を読む際、人の中にはこの360全てのプロセスが備わり眠りについているという考え方があり
星を読む方法のうちのひとつに、この360のサビアンシンボルのどこに、どんな天体や感受点があるかで、そのとき、どんな意識が目覚め反映されているかを読み解く、というのがある。
そこで、記事の前半はサビアンシンボルの解釈を、後半には、それを主な天体と組み合わせたときの解釈例を試みている。
サビアンシンボル天秤座 7度
ヒヨコに餌をやり、鷹から守る女
天秤座は「風」のエレメントで、鳥は「風」のエレメントを象徴している。
天秤座6度で理想が現実化した、とは、『風が地に定着した』ということなので
ヒヨコは、6度で結晶化した男の理想が、現実的に育ちはじめた姿と言える。
しかし、風が地に定着し、風としての動きを止めて外界との交流がなくなれば
6度で起きた、内面と外面の呼応の流れは断ち切られ
外面の風が、まるでヒヨコを狙う鷹のように吹き込んで来る様子が、この7度の「ヒヨコに餌をやり、鷹から守る女」に象徴されている。
天秤座の場合は、交流による成長が重要視されていることもあり
実現した願望(地に定着した風)に執着して内的世界の理想郷に立てこもって守りに入れば
これまで内部と外部の壁が無く交流の動きのあった風が断ち切られてしまい
動きのなくなった内部の風に対して、外部の風だけが動きをともない吹き込んで来ることになる。
天秤座6度の「結晶」が、7度で「命ある存在(ヒヨコ)」に変わり、実際のものとして育ちはじめると
それを「守る女」は、単なる防衛ではなく、「風=交流」を止めずにどう育てるか?が問われるシンボルとなっている。
天秤座7度に天体があるとき
解釈例ひとことピックアップ
太陽:自分の理想郷を内的世界の中で守り育てる意志のもと、内的世界への外圧と、外部との交流に葛藤しながらバランスを取っていく能力を発揮
月:育てているものへの情緒的な愛着が強くなる
水星:今、手の中にある理想の世界を守るための言葉や知恵
金星:例え外野から何を言われようと、愛情を持ってたいせつなものを育み慈しむ守りの姿勢
火星:外圧から守るために行動し、防衛的な行動に意欲を燃やす反面、そこから飛び出して行きたい衝動との葛藤も
木星:育てているものが大きく成長していく可能性をポジティブにとらえ、理想を高く持つことが得意
土星:外圧から内部を守りすぎることによって発生した閉塞や制限に耐えながら、少しづつ外圧とのバランスを対等なものにしようと努力を重ねていく
天王星:外部からの予期せぬ風圧が突然飛び込んで来た瞬間のひらめき
海王星:問題を過剰に夢や幻想で包み込む防衛的な自己欺瞞
冥王星:絶対に回避できない外圧との対峙が極端な変容をもたらす
サビアンシンボルとアーティスト![]()
松村潔先生によると、マーク・ボランさんは、生まれたときの太陽がこの天秤座7度に位置していたということで
「Cat Black - Marc Bolan」
を以下に選曲♪
儀間春奈サビアンシンボル解釈練習シリーズ
解釈筋の筋トレを兼ねて、難解なサビアンシンボルを、いったん螺旋状の成長物語の中に位置付け、なるべく簡潔な解釈にまとめてみることでまずは全体像をつかもうという試みであります![]()
このブログの投稿は、移転にともない長期休止していましたが、Instagramのストーリーズで行っている360のサビアンシンボル解釈をブログ記事としてもあげていきたくなり、再開しました。
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旧ブログタイトル
儀間春奈の地球劇場「美しき意図の解放」黄金分担比で世界は回り始める
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新ブログタイトル
星明かり 道しるべ「空乃燈(そらのと)」儀間春奈の星読み相談室
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思いがけず沖縄から岐阜県郡上市の山間にある古民家へ移住することになり
ここへきて星明かりの照らす光で夜の暗闇を歩けることをはじめて知ったことから新しく屋号を命名。
古民家の修繕は数年がかりになるため、実際にみなさまに来ていただけるようになるのは、まだ、だいぶ先ではありますが
ひと足先に、ブログのタイトルをリニューアルいたしました。
改めて、どうぞよろしくお願いします![]()
おかげさまへ感謝をこめて
郡上から 儀間春奈より

