大きな頭部と小さい前足を持つ二足歩行の獣脚類は、てこの原理で動いているので、上下運動が基本で直進が主体になる。

左右運動は例外的になる。その構成がない。

一方、さほど重くない頭部と重い前足を持つスピノサウルスでは、高さのある大きな尾で空気圧、水圧ともに大きく捉えて左右への自在な回転が可能になる。(前足は支点からの距離がより短い)

これは直進が主体である鳥類的な運動において革命的な構造ではないか?

運動能力が一桁上がったといえる。