フィトサウルスの上顎は、いわば鍬(くわ)の形になっている。

鍬は土を掘り起こす道具で、真上から地面に叩き下ろして歯を打ち込む。

歯は長い心棒の先にほぼ垂直についている。

フィトサウルスの上顎は、鍬と同様、上から叩き下ろして使用するものであることがわかる。

長い上顎なので、大きな歯が生える先端部(作用点)と顎関節(支点)の距離が長く

上顎を振り下ろす時、先端部での遠心力による速度が衝突時の破壊力を大きくする。

水鳥のように、首を屈伸させて真っすぐ突っ込むのではない。

フィトサウルスの顎で真っすぐ突っ込めば、大きな歯が獲物に当たって押しのけることになる。

首はむしろ低い位置にあった方が、上顎を大きく持ち上げて先端の歯を獲物の上から打ち込み捕獲しやすい。

S字状の首の曲げ伸ばしでは、この上顎の振り下ろしができない。

それはワニやフィトサウルスが証明しているし、スピノサウルスの顎は一部のフィトサウルスにそっくりであることからも水鳥の狩猟方法ではないことは確かだろう。

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>科学者たちは、細い鼻のワニのような爬虫類は魚の専門家だと考えていましたが、この新しい証拠は、それが地球上で最大の肉食動物の1つと戦ったことを示しています。