隠れ家の話をしよう

 

最近、自宅に居場所がない男性が増えていると聞いた

定年になって、会社に出勤しなくなると途端に男性は居場所がなくなる

そう、働く男性の居場所は会社だったのだ

それが、定年になって自宅で過ごすようになると、途端に居場所がなくなるのだ

 

共稼ぎ所帯なら奥さんは昼間仕事に出てるから、自宅には一人居ることになる

これなら居場所はある程度確保できる

しかし、奥さんが専業主婦だったりすると、リビングは奥さんが占領している

そう、リビングは奥様の部屋なのだ

 

奥様の部屋に子供や夫は集まり食事をしたりTVを観たりするのだ

用事が終わると各々の部屋に戻ってゆく

 

【リビングの隅にある作業場・・ここも私の居場所ではある】

 

夫が奥さんの部屋で好き勝手にゴゴロしているのだから奥さんのお小言を食らうのは当然と言えば当然だ

「さっさと私の部屋から出て行ってくれ」と・・・

 

そうなると、夫は寝室に逃げ込む

しかし、それも奥様が就寝するまでで、再び移動しなきゃならない

リビングに行き酎ハイをチビチビやる

 

翌朝になると奥様が「ちゃんと片付けてから寝てよね」と再びお小言を食らう

面倒だ・・

あとは子供部屋だが、子供が居るとここもダメだ

社会人になって部屋が空いているのなら占領するのも一つの手だ

だが、子供が正月などで帰省すると困ることになるから、ほとんどの家では子供部屋はそのままにしている

 

そう、一家の主であるはずの夫の自室がないのだ

家を建てたりマンションを買うのは一生に1度の大事業だ

一家の主として自宅を建設したりマンションを購入する時に、自室(書斎、作業部屋)を確保する事を忘れてはならない

確かに現役で働いているなら自室は贅沢かもしれない

だが、定年になると自室が必要になるのだ

そう、男の隠れ家だ・・

 

広い部屋の必要はない

四畳半もあれば良いだろう

三畳でも良い

こじんまりとして機能的な部屋だ

妻や子供に邪魔されることなく好きな事が出来る部屋だ

本を読んだり。音楽を聴いたり、PCをしたり、模型を作ったり、絵を描いても良いだろう

夜になると一人居酒屋に変身する・・・

 

  【私のアトリエ・・ゴチャゴチャしてます】

 

定年後には、その部屋で一日の大半を過ごすことになるだろう

妻からのお小言はない・・自室に居る限り誰にも邪魔はさせない・・

男の城・・隠れ家・・

 

 【男の隠れ家・・実は猫達とのシェア・ルームです】

 

私は定年少し前に自分で庭に小屋(増築)を建てた・・

建設費は「猫達の部屋を造る」との名目で予算を確保した

※私の部屋を造ると言ったら認められそうにない・・・荷物が囲まれた窓のない部屋があるだろうと・・・

家を建設するときに自室にすべくスペースは確保はしていたのだが、単身赴任で不在の間にクローゼット(倉庫)になってしまっていた

猫達の部屋は無事に完成し・・少しずつ私のアトリエに改造したのでした・・(#^^#)

 

 

これから家を建設しようと思う人、マンションを購入しようと思う人は考えてほしい

自室を確保する事を・・・自分の居場所を・・・男の隠れ家を・・・