テルル
ウィルキン・ピンク 160mm
私/あなた/呼び捨て

 

ビスマスの元助手のウィルキン。
勤勉だが研究の腕はまだまだ未熟。賢く優しいビスマスを半ば崇拝するように尊敬していた。
ウィルキン以外のモンスターやリヴリーを見下し自分と師以外のウィルキンも見下し自分と師だけ愛している自分勝手なやつ。自己愛と師への執着が凄まじい。
性格が悪いので他のウィルキンたちにも嫌われているが根気よく話を聞いて助手として使ってくれるビスマスを敬愛している。

 

現在はウィルキンの集落から抜け出て行方不明となっており、リヴリーアイランドのどこかで自分の研究を続けている。
リヴリーの魔法の波長を再現する装置を持っており、これを使って普段はリヴリーのフリをして暮らしている。モンスターとバレたら終了の生活だが上手いことごまかせているようだ。

 

ウイルスから生まれたウィルキンゆえ、性別や恋愛の概念を持っておらず、そういったシステムに興味を抱いている。
恋を利用して何かできないかと恋愛指南書やナンパ本を読んで調べているが、なかなかうまくいかないようだ。集落から出る前はずっとビスマスと暮らしていたのもあり、人肌寂しいのもあるらしい。
よく相手の性別を見抜けずに怪しまれたり、恋愛は普通一人ずつするものだと知らずに修羅場になったりしている。

 

ウィルキンなので知識欲旺盛。気を抜くと集落にはなかったアイランドのおいしいものや娯楽に没頭してしまうようだ。
スロットパークはハマりすぎるので近づかないようにしている。

 

「私はテルルです。種類は…え〜っと…ピグミー…?え、ピグミーぽくない?いや、気のせいですよ」
「お嬢さん、一緒にお食事でも…えっ、男性?そんなっ だって背が低い方がメスって…あっ怒らないで!悪気はねぇんです!」
「ウィルキンだって悟られないようにしなければ…リヴリーどもを利用して、やらなきゃならん事がまだあるんですよ…!」
「うま!うま〜!なんですこれ〜うンまぁ〜っい!!こんなの初めて食いましたよ!メモしておきましょう!」
「私の師は完璧じゃないといけないんですよ!ねぇ!あなたは私の師になってくれますよね!?頷いてくださいよ!じゃないとこれ取れちゃいますよ」
「抵抗しやがって!抵抗しやがって!薄汚い畜生が!」

 

 

 

ビスマスの蘇生を行った助手その人。
ハンターに殺され頭部を失ったビスマスを当時研究していた技術を用いて蘇生した。
蘇生当時は愛する師が蘇り喜んでいたが、頭の回転や身体能力が落ち謝ることが多くなったビスマスを見て自分は師の劣化コピーを作ったに過ぎないのではと思い詰め始める。
ある時苛立ちや嫌悪は頂点を超え、ビスマスの元から「記憶を書き換える技術」を盗んで行方を眩ませた。
テルルは作ってしまった「失敗作」を処分できるだけの度胸もなく放棄して逃げたわけであるが、そんな事は気にせずに自分が蘇生したビスマスを師の声で喋る化け物とまで言って忌み嫌っている。

 

現在のテルルの目的は完璧なビスマスの生き写しを作り出す事。他のモンスターより弱くリヴリーのように魔法も使えないウィルキンの身体を見限りリヴリーにビスマスの記憶を植えつけて愛する師をより理想に近い状態で再現しようとしているらしい。

 

嫌っているのは現在のビスマスだけで生前のビスマスは大好き。むしろ死んだ事で神格化すらしている勢いだ。
生前共に研究をしていた時隠れ里に迷い込んだリヴリーを勝手に実験体にして殺した事があり、その時ビスマスにこっぴどく叱られたが、100歩譲って許可を取ればまだいいと言われたのを許可を取ればいくらでも殺していいと曲解している。自分勝手な理解だが愛する師の教えであるためしっかり守っており、相手からいいと言われるまでどんなに都合のいい個体を手に入れても実験体には使わないようにしている。いいと言わせるために手段を選ばなかった事もあったらしい。

 

愛だの恋だのについて調べているのも愛する人には全てを捧げる!と言ったような価値観を知り、これを利用すれば相手を利用する許可を平和に得られると思ったため。拷問などをして足が付くよりマシだと思っているが、拷問もする時はする。
つまりは他人の心を弄んで殺し偏愛する師を眠りから無理やり叩き起こすなんて倫理が終わってる事をやろうとしている奴という事だ。
ウィルキンという種の特性上一般的な情緒を解せないため恋愛の腕はガバ、今のところは大きな被害は出していないが………?