ゴミ処理広域化について | gift

ゴミ処理広域化について

記事のとおり各市町、温度差があると思いますがゴミ処理広域化実現に向け、積極的に、前向きかつスピーディーに進めていただきたいと思います。今後、人口減少や3R(Reduce・Reuse・Recycle)の推進により、広域的に廃棄物を安定的・効率的に廃棄物を処理するためには、複数の市町が共同して広域的に廃棄物を処理するための施設整備が一層重要になってきます。

環境省の通知によると、人口の多い都市については、地域の中核となり積極的に周辺市町村と協力して広域化等を推進することが期待されています。併せて、発電等の観点から、100t/日以上の全連続焼却式ごみ焼却施設を設置できるようにすること、既に100t/日以上300t/日未満を設置している地域については、300t/日以上のゴミ焼却施設の設置を含め検討することとされています。

静岡県は、施設の老朽化、社会的背景を考慮し、三島市、熱海市、裾野市、函南町、長泉町の広域化等を推進しています。

【現状の処理体制】三島市101t/日、熱海市70t/日、裾野市48t/日、函南町46t/日、長泉町29t/日(処理体制数量順) 計293t/日
【長期的な展望】R14〜R34 計222t/日
※静岡県マスタープラン資料参照

現況の施設状態も、ゴミの分別も、課題も各自治体で様々で、広域化に向けての議論もかなり時間がかかっていますので、裾野市のように時間的に待てないという意見も納得いきます。また、裾野市が第一選択肢に挙げている公民(官民)連携を前提に、公民 (廃棄物処理業者) 委託、PFI (Private Finance Initiative) 事業、地域電力等も含め検討していただきたいと思います。

全国の事例では、PFIを用いて、再生可能エネルギーにより、売電した分、市民の電気料金が安くなるよう補助を行っている例もあります。各市町事情もあるかと思いますが、1つの市町も欠けることなく、協力的に3市2町足並みを揃えて取り組んでいただきたいと思います。