同じキャリア官僚でもこうも人間性が違う | ギッコンガッタン 

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 先程、書いた上に示す記事で思ったことを書きます。官僚の歪んだコンプレックスの裏返しにあるエリート意識というやつです。私が若い頃に勤めていた場所で対照的な3人のキャリア官僚の話です。いずれの官僚も組織の中では、事務職の統括的な一番上という感じで地方に出向していた人でした。

 

 まず、30前くらいの頃に勤めていた場所にいたキャリア官僚は、典型的な歪んだエリート意識を持っているタイプの官僚でした。職場全体のレクレーションイベントでの挨拶が正しく上から目線感プンプンでした。そして、普段の表情からしてもいつも気難しそうで職場での評判も散々でした。

 

 他の二人は、その7年後くらいに勤めていた場所にいた前述と同じ立場人でした。一人は、職場内のイベントにものすごく気さくに参加していて誰かが言わないと出向しているキャリアと分からないほどでした。もう一人の人は、腰が低くて話しやすく親しみやすい感じの人でした。

 

 同じ、キャリア官僚でもこうも人間が違うものかと驚いた昔の体験です。歪んだエリート意識のない官僚は、心から周囲の人に役に立ちたいと言う気持ちがあり、分け隔てなく人と実直に接することの大事さを知っているのでしょう。「実るほど頭が下がる稲穂かな」とはよく言ったものだと思えましたね。