日本が感謝された日英同盟 | ギッコンガッタン 

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日々、気の趣くままに綴る雑記帳

 

 

 日本では、戦争と言えば、大東亜戦争ばかりでしかも、戦争の負の面ばかりが強調されて、かなり自虐的な話ばかりです。その前の第一次世界大戦は、日本は、大陸でドイツの勢力下の山東省でドイツを追い払ったことは、あればいい方で、アメリカの参戦がまるで勝者である連合国の決め手になったとばかりの話が主です。

 

 また、日本が勝者側にあったことは、分かるのですが、日本が欧州の陸戦に加わらなかったことや戦争特需の成金を揶揄することや、戦後の不景気の事等が強調されています。ここでも自虐的な匂いが強い話ばかりを聞かされます。ところが日本は、第一次世界大戦で連合国側に大いに貢献して賞賛されていた歴史があったのです。

 

 このことは、私も以前、倉山満氏の動画で聞いたことがありました。倉山氏は、日本は、アメリカよりも余程、連合軍の勝利に貢献したと言っていました。実際、日本は、カナダ沿岸から太平洋に地中海とかなりの広範囲に海軍の軍艦を派遣して連合軍の船の警護をしていました。

この本では、その活躍の詳細が書かれています。

 

 特に地中海での大日本帝国海軍の活躍が主に書かれています。著者は、日本国籍をとるくらいの親日作家CWニコルさんから話を聞いてまとめています。軍艦派遣となったいきさつから、その活躍の凄さと連合国各国から多大に賞賛され勲章も一番多くいただいた名声に至るまで書かれています。

 

 現状の日本の事も書かれています。この本の中には、この重大任務に関わった方の子孫にあたる人々からの写真などの資料も掲載されています。正直言ってびっくりしました。そして、国益と言うよりも武士道に則った気持ちで高潔に任務を遂行したことが書かれています。また、護衛の中でも厳しい所を引き受けているのです。

 

 当時の帝国海軍の軍人の心意気に感動するばかりでした。ただ、戦後の日教組教育の中でこの輝かしい歴史は、教科書に載ることもありません。大変に悲しいことです。私は、もっと、このような名誉な歴史をちゃんと学校教育で伝えるべきです。あやしげなSGDGs よりも余程、子供達の心根がしゃんとすることでしょう。読んでて、心から日本人でよかったと感動する本ですね。