並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史 | ギッコンガッタン 

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日々、気の趣くままに綴る雑記帳

 

 

 

 やはり、倉山満先生の歴史の本は、面白いです。今回は、日本の歴史教育に余りにも欠けている同時代の世界との比較で日本史をより深く知れると言う趣向の本です。聖徳太子とイスラム教の始祖マホメットが活躍した7世紀から実は、次世紀の明治維新につながる出来事がありながらまだ太平の世を表面上押下していた18世紀までの時代の日本史と世界史の出来事を一章で一世紀で記述しています。

 

 相変わらず、記述が面白く、分かり易くついつい引き込まれて読んで行けます。そして、日本と外国特に中心に記述しているヨーロッパの歴史の違いが見事に書かれています。そして、日本史も世界史も今まで思ってきた通説との違いに驚かされこれまた面白いです。分かり易く言えば日本は、ヨーロッパよりも牧歌的で政治的には、進んでいる部分が大いにあったという事です。ともかく、面白く為になり、それでいて現在の日本についても考えさせられるいい本だと思えましたね。