プロ野球OB採用加速 石川の高校に元阪神田村、中林さん | ギッコンガッタン 

ギッコンガッタン 

日々、気の趣くままに綴る雑記帳

プロ野球OB採用加速 石川の高校に元阪神田村、中林さん ↓


http://news.goo.ne.jp/article/hokkoku/region/hokkoku-24371275.html

北國新聞 2014年3月27日(木)02:53



 石川県内の高校野球部でプロ経験者を招き、戦力アップを狙う動きが相次いでいる。短 期間で元プロの指導資格回復が可能となり、今月だけで金沢学院東、金沢、尾山台の3校 が監督やコーチでの受け入れを決めた。県高野連によると、さらに14人がオファーを待 っており、元プロ獲得の傾向は強まる見通し。甲子園出場の悲願達成へ大きな力になると 予想され、県代表を懸けた戦いは熱く、激しくなりそうだ。


 元プロが高校野球指導者になるには、2年の教諭歴が必要だった。だが、プロとアマ双 方が歩み寄り、昨年7月に新制度を施行。教員免許の有無を問わず、双方の研修を受けれ ば済むようになった。


 阪神に投手で5年間在籍した中林祐介さん(30)=志賀町出身=は、母校・金沢高の コーチに就任した。2006年に引退した後、阪神の打撃投手として6年間働き、昨年3 月から事務職員として同校に勤務する。高校球児として2度甲子園の舞台に立った中林さ んは「責任感を持って教え、恩返ししたい」と第二の人生に意欲を見せる。


 県内では、春夏通算27度の甲子園出場を誇る星稜と22度の金沢、さらには2002 年夏に創部2年目で甲子園に出場した遊学館がしのぎを削ってきた。だが、最近は県代表 の成績が低迷し、春は過去8年で一度の出場、夏も2年連続で初戦敗退中だ。「県内校の 戦力が均衡化している」(県高野連)状況で、元プロの指導はチーム飛躍のチャンスとい える。


 金沢学院東は金森栄治さん(57)=金沢市出身=を監督、尾山台は阪神などでプレー した田村勤さん(48)=静岡県出身=を非常勤コーチで採用した。両校とも狙うは初の 甲子園だ。


 金森さんは1981年に西武入団。阪神、ヤクルトと15年間プレーし、5球団でコー チを務めた。BCリーグ・石川ミリオンスターズ監督でも初代リーグ王者に導いた。ライ バル校の指導者も「打撃理論は球界トップクラス。きっと強くなる」(星稜の山下智茂名 誉監督)と警戒する。


 田村さんは1990年にドラフト4位で阪神に入団。抑えのエースとして活躍し、93 年に10連続セーブ(当時の球団記録)を達成した。直接指導は月に1、2日というが、 尾山台高野球部の玉置勝則総監督は「バッテリーのレベルアップになる」と話した。

 指導資格回復の新制度で、全国では400人以上の元プロが資格を得ている。石川県内 で指導を希望する元プロのリストは県高野連がホームページで公開しており、元オリック ス監督の石毛宏典さん、大リーグ・メッツでコーチを務めた立花龍司さんら14人が登録 (26日現在)している。







 これは、いいことです。本来、プロの技をアマチュアに伝授することがいけなかったここまでの野球界の仕組みがおかしかったのです。もっと、石川県に限らず全国的にこのような流れが加速すれば、日本全体の野球のレベルが相乗効果でアップしていくのにと思えます。特に金森・田村の二人の選手は、苦労人で努力でのし上がってきたタイプなので指導者としても言いのかなと思ったりします。これからも楽しみにしたい話ですね。