5月2日(木) ☁☀ 18.8℃ 🌄 4:55 🌇 18:33 静岡
5月3日(金) ☁☀ 21.6℃ 🌄 4:54 🌇 18:34 静岡
5月4日(土) ☁☀ 21.8℃ 🌄 4:53 🌇 18:35 静岡
今回の投稿も、ゴールデンウィーク を利用しての 静岡県・浜松市 への帰省時の模様をまとめています。 『 東京の暮らし 』ジャンルにはそぐわない内容とはなりますが、お付き合いをお願い致します。
早くも 3日目、最終日 の 朝 が来ました。この日 17時17分の新幹線で『 浜松 』をあとにする・・。 そんな限られた時間の中で、一昨日に 実家周辺 の 北側 を歩いた事から、この日は 南側 に向けて歩くことにしました。
この辺りでは、かつて おじいちゃん・おばあちゃんが ビニールハウス で メロンを作っており、懐かしい思い出が蘇ってくるものの、今となっては写真に収めるべきものもありません。
勇壮に泳ぐ 『 こいのぼり 』が見えてきました。
やねよりたかい こいのぼり
おおきいまごいは おとうさん
ちいさいひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる
(『こいのぼり』近藤宮子 氏作詞・作曲者不明)
この曲自体は 1931(昭和6) 年に世に出たそうですが、『 こいのぼり 』の風習は 江戸時代 からあるそうで、当時は 男児 の健やかな成長を願って飾られていた事から 黒い『 真鯉 (まごい) 』を1匹掲げて「お父さん」ではなく「 こども 」に見立てていたそうです。
現在では 青い『 緋鯉 (ひごい) 』も加わって、赤い『 緋鯉 (ひごい) 』を お母さん、青い『 緋鯉 (ひごい) 』を こどもたち 、そして更には 緑 や オレンジ、ピンク といった 鯉も登場し、家族全員分を飾るご家庭もあるようです。 幸せなご家庭ですね。
通りがかりに、幸せ気分 を分けて頂きました。 そして、『 ビッグモーター 』さんの名前で 現実に返されたりもしました。諸般の事情 で 新会社 『 WECARS (ウィーカーズ)』を設立し、中古車販売店 の 名前も 新社名 と同じにする予定だそうですよ。 🔨
そして ビッグモーター さんそばの 横断歩道 を渡ったすぐの場所にあったのが、『 米津(よねづ) 台場跡 』の 浜松市指定史跡 です。 説明によると、この 台場 は 幕末に 外国船 が日本の 沿岸 に出没した ( 1853年・黒船来航 ) ことから、これに備える目的で 1855 年、浜松藩主の 井上正直(まさなお) が幕府の命により 武士 と 付近の農民 に築かせた 砲台 なんだそうです。 東京湾 に位置する『 お台場 』と同時期ですね。 黒船って、ペリー来航のことですね。
それもそのはず、すぐそこの高台が『 防潮堤 』になっていて、そこを上がると・・
海〜 浜松の実家から 約 2km 、徒歩 30 分程度で 海 に出ました。
防潮堤 からの景色
久しぶりに 海 と 戯れたく、水面に接近。
寄せては返す 波 にタッチ して 引き返しました。
遠州海岸
ようやく 来た道 へ戻り、防潮堤 を降りる事が出来、せめてここからは 道を変えて帰ろう と歩みを進めるうちに出くわしたのは、『 江戸行六義人菩提所 』の石碑です。 碑文によると 1773 (安永2) 年、この辺り・米津浜 に 紀州藩 の 御用船 が座礁し 積荷 が流出。村人が手伝って 積荷 を全て回収して差し出したものの、「 積み荷 が 不足 している。盗んだ者を差し出せ、差し出さなければ 村中の男を江戸へ連れて行く。」との厳令が下り 途方に暮れる中、隠居船の 又三郎組頭 が自ら 犯人 として名乗り出る と申し出た。これを聞いた 5人の組頭 が「又三郎ひとりを犯人にするわけにはいかない」とともに 江戸 に向かい、無実の6名 は小塚原の刑場の露と消えてしまったそうです。これにより 村 は救われたとありますが、何とも理不尽な命令ですね。
こうして、実家周辺・南側 のお散歩を終えました。こんなに 海 に近かったんだ という思いとともに、浜松市は大地震が発生すると 18分で津波が海岸に到達し、最大津波高 15m で 浜松駅付近まで津波が及ぶ想定がされているという事を実感する散歩ともなりました。 早く逃げないと!
お散歩からの帰宅後に 弟に連れて行ってもらったのが、『 うなぎパイ ファクトリー』。
『 うなぎパイ 』とは、1961 (昭和36) 年に 『 春華堂 』が販売を開始した洋菓子で、ウナギのエキス を パイ生地 に練り込んで焼き、蒲焼 のように たれ を塗って仕上げたもの とされていますが、「 ウナギのエキス 」って何よ って子どもの頃から思ってました。 ちなみに「 ウナギ 」の味は一切なく、バターと砂糖の甘み&サクサクした食感 で、とっても美味しいですよ。
その製造工程を見学できるのが ここ 『 うなぎパイファクトリー 』。事前予約無し で 入場も無料、しかも お土産付き。 よっ、太っ腹!
さっそく うなぎパイ の製造ラインを覗いてみましょう。
ちなみに残念ながら、『 うなぎパイ 』は割れやすく発送に不向きとの理由から、現在 通信販売 が 中止 されており、ネット上で不正転売がされているとして注意喚起がされていました。
そして、『 うなぎパイファクトリー 』の向かいには、豆菓子の工場直売所もありました。こちらは工場見学はなく、売店で 落花生 や、甘納豆 などの お土産を買い増しました。
ほどなく 浜松 をあとにする時間が近づいてきました。浜松駅 周辺は「 浜松まつり 」による交通規制や渋滞の心配もあるため、あえて 東海道本線の 3駅分西側にある 『 弁天島 』への観光を兼ねて、浜名湖 の河口に位置するこの場所にやって来ました。
浜名湖 に浮かぶ 赤鳥居、国有地に 特定の宗教 のシンボルを建てるのは 憲法違反 だとする 反発 を受けて、「 たまたま 鳥居 の形をした シンボルタワー 」として建設され、構造物の東西に シンボルタワー と明記することで折り合いがつけられているそうです。 宗教的意味はないそうですよ
周辺は リゾート地 になっていて、海水浴・釣り・潮干狩り 、そして ホテルでは 海 を望む「 弁天島温泉 」も楽しめるようです。 今度来てみたいな。
送ってもらった 弟 に ここで 別れを告げ、まずはここ『 弁天島 』駅から 3駅東の『 浜松 』駅へ。