えひめ丸冬季ドック(出帆、宇和島回航)

 

えひめ丸冬季ドックも新年を迎え、予定されていた工事も終了となりました。

専攻科生も出帆に備え、各箇所を点検です。

 

 

ドック中に船内にたまったビルジ水もきれいに取り除いていきます。

 

 

久しぶりの主機起動です。機関科生がバッチリきめてくれました。

 

午前11時頃、艤装岸壁から離岸となりました。

岸壁には近くの園児の方々が見送りに来てくれました、お見送りありがとうございました。

 

離岸後はタグに曳かれ、沖に出ていきます。

その後試運転が行われました。

 

試運転終了後は宇和島への回航となります。

明日は午前09時に入港となります。

 12月4日(月)の5、6時限目に心肺蘇生法を行いました。

救命講習は海技免許講習の1つです。海技免許講習は、大型船舶の船員になるための資格である海技士の取得に必要です。今回は救命講習の必要履修科目の内、応急医療の心肺蘇生法を実施しました。

 

 心肺蘇生法練習用上半身人形を使用して実施し、心肺蘇生法の手順を1つずつ確認しました。

 

 周囲の安全確認をしました。「倒れている人(傷病者)を発見!」「周囲の安全よし!」

 

 意識の確認をしました。「意識の確認」肩を適度な強さで叩きながら、「大丈夫ですか?」と3回程度声を掛けました。「意識なし」

 

 大声で「誰かきてください!」と協力者を呼びました。

 

 相手にそれぞれ手のひらを向けながら、「あなた、119番通報をお願いします。」、「あなた、AEDを持ってきてください。」と依頼しました。

 

 協力者がおらず一人の場合は、①「119番通報」 → ② 「AEDが近くにある場合は取りに行く」 → ③ 「呼吸の確認」の順番で行います。

 

 呼吸の確認をしました。「呼吸の確認」胸、腹部の上がり下がりを見て、10秒以内で確認しました。「普段通りの呼吸なし」

 

 普段通りの呼吸でない場合とは、しゃくり上げるような死戦期呼吸や無呼吸、分からない場合です。厚着の場合、腹部に手を置いてみると確認できます。

 

 胸骨圧迫を30回行いました。「胸骨圧迫30回」

 

 傷病者の横に座り、片方の手の付け根を胸の真ん中(乳頭と乳頭の間の胸の真ん中、胸骨の下半分)に置き、その上で手を組んでから、肘をまっすぐにし、真上から体重をかけるように圧迫しました。強く(単3乾電池と同じ約5cm)、速く(100~120回/分)、絶え間なく(最小限の中断、10秒以内)、圧迫と圧迫の間は、胸が元の高さに戻るようにすることが大切です。併せて、交代の仕方も学びました。胸骨圧迫が心肺蘇生法で1番重要です。技術と意思が無い場合は、人工呼吸2回を省略して、胸骨圧迫のみを繰り返すだけでも有効です。

 

 胸骨圧迫は、救助者たちの安全が確保されている限り、救急隊や医師に引き継ぐまで続けます。胸骨圧迫中に、咳や体動、目的のある仕草が認められたり、十分な自発呼吸や普段通りの呼吸をし始めたりした場合は中止します。

 

  AED(Automated External Defibrillator、自動体外式除細動器)が到着しました。

 

 AEDは電気ショックを行い、心臓の震え(心室細動)を取り除く機械です。AEDは学校、駅、消防署、警察署、運動競技場などに設置されています。

 

 今回はAED持参者が使用できなかった場合を想定しました。胸骨圧迫を絶え間なく行うため、胸骨圧迫実施者の交代を行ってから、AEDを操作しました。

 

 AEDを傷病者の近くに置き、ケースのふたを開け、電源を入れました。ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります。AEDの音声ガイダンスと点滅するランプによる指示に従って操作しました。

 

 AEDの電極パッドを袋から取り出し、取り外しました。

 

 貴金属類を全て外し、身体が濡れている場合、又は、シップを剥がした後はタオル等で拭き取ってから、電極パッドを貼りつけます。「服を脱がせますね。」と声を掛け、服を脱がせてAEDの電極パッドを素肌に密着させて貼りつけます。他にも傷病者に何かする時は声を掛けてから行います。ペースメーカーがある場合は盛り上がっている部分を避けて貼ります。貼っている間も胸骨圧迫を継続しました。

 

 貼り付け位置は、電極パッドに絵で表示されている胸の右上と左下側です。

 

 電極パッドのケーブルのコネクタをAED本体の差込口に差しました。

 

 電極パッドを貼り終わった後もAEDによる心電図解析が行われるまでは胸骨圧迫を続けます。

 

 正確なAEDによる心電図の解析を行うため、音声メッセージを聞いたAED操作者が「(傷病者の)身体から離れてください!」と呼びかけ、傷病者に誰も触れていない状態を作ります。

 

 心電図解析の結果、電気ショックを行う必要があると解析した場合には、「ショックが必要です」という音声ガイダンスが流れます。その場合、AED操作者は「電気ショックを行います。(傷病者の身体から)離れてください!」と呼びかけます。もし、それでも傷病者に触れようとしている人がいた場合は、再度離れるように伝え、傷病者に誰も触れていないことを十分確認してからショックボタンを押します。

 

 電気ショック後すぐに胸骨圧迫を再開します。心電図解析や電気ショックで中断しなければならない時以外は、効果的な胸骨圧迫を絶え間なく行うため、多くの協力者とともに1~2分を目安に素早く交代しながら胸骨圧迫を継続します。AEDは自動的に2分間おきの心電図解析を行うので、救急隊員に引き継ぐまで電極パッドを貼ったままにしておきます。

 

 心肺蘇生法の全ての手順ができるようになったかを出席番号順に確認しました。

 

 自分が胸骨圧迫に使用した、心肺蘇生法練習用上半身人形の片付けを行いました。

 

 最後に、傷病者に感染症の疑いがある場合の心肺蘇生法の注意点を5つ紹介します。

 

①   意識や呼吸の確認、傷病者の観察の際、傷病者に顔を近づけすぎない。

 

②   胸骨圧迫の前に、救助者及び傷病者はマスクをする、又は、ハンカチ、タオルや服等の布で口と鼻を覆う。

 

③   人工呼吸はせず、胸骨圧迫のみを行う。

 

④   救急隊や医師に引き継いだ後、速やかに石鹸と流水で手と顔を十分に洗い、手指のアルコール消毒を行う。

 

⑤   傷病者の口と鼻に被せた布などは、直接触れないようにゴミ袋に入れ密閉して廃棄する。

 

 今後も様々な知識や技術の習得を目指して頑張ってください。

令和5年度 専攻科冬季ドック実習

 

昨日は宇和島港を出港し、今日は今治市新来島波止浜どっくへ入渠となります

午前時07ドッグ作業員の方が乗船し、その後、タグボートに曳かれてドックへ入っていきました。

 

入渠後、えひめ丸は冬季ドックの工程に従って点検・整備が行われていきます。

専攻科生も救命設備の点検の準備を行いました。

 

 

機関科生も宇和島停泊中にはできない作業も行います。

機関室内の配管を取り外し、内部まできれいにしていきます。

 

 

 

 

専攻科生も寒い中実習に励んでいます。

ドックでの実習は貴重な経験になると思います。

専攻科の皆さん、今年も残り少ないですが頑張っていきましょう。