2年海洋技術科 事前航海実習 9日目
事前航海実習9日目となりました。台風3号は沖縄先島諸島を直撃しそうなコースを取っていますが、えひめ丸は台風の影響を受けずに順調な航海を続けているようです。
正午現在は甑島から西に25マイル離れた地点を北に針路をとって航行中です。
午前中に救助艇操練と不審船操練が実施されました。
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午前中は操練が行われました。警報と「落水者あり、乗組員は救助艇部署に付け!」の放送で本科生は退船場所に移動しました。
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退船場所に集合完了!乗組員は落水者の救助にあたります。
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乗組員の連携で素早く救助艇が降ろされました。
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専攻科生が落水者を見ながら手旗信号で操船を指示します。
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救助艇操練に続いて、不審船操練に移行しました。
えひめ丸が航海する海域は安全な海域ですが、東南アジアやアフリカ沿岸では、大型船に乗り込んで船用品などを盗むような「海賊」がいるため、条約により外航船は不審船接近を想定した操練(訓練)を行うようになっています。
当然ですが、えひめ丸に武器はありませんので、放水により接近を防止します。
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船首甲板でも放水して不審船の接近を防止しました。
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本船も蛇行を繰り返すことで不審船の接近を防ぎます。15分ほどで操練終了。
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くどいですが、えひめ丸が航海する海域に海賊はいません。ご安心ください。
午後は通常の当直が行われました。
「当直交代します!」4時間の当直が始まりました。
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糧食庫の冷凍機を点検中。特に異状はなかったようです。乗組員も丁寧に教えてくれます。
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制御室では乗組員から色々な話をしてもらいます。機関部の仕事だけでなく、船乗りとしての心構えや休暇の過ごし方など、勉強になることがたくさんあります。
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天候がよく、波やうねりが小さいことが少し物足りない気もしますが、順調な航海が続いていて何よりです。
明日は久しぶりの寄港地に入港ということで、本科生も楽しみにしているようです。
博多もいい街ですので、十分楽しんでくれることでしょう。
実習生は皆元気にしています。