【1288】 ジンコック (淡路町) ☆☆☆☆ | 今日はカレー日和

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狭い店内で4人掛けのテーブル席が2席、カウンターが6席。昼時は店の外に行列が出来ることもある。私も数分待っての入店となった。カレーは大きく分けて3種類で、濃い味のインド風カリー、あっさり味のカシミール風カリー、マイルドなトマト味のインドカリーである。また汁無しタイプのドライキーマカリーもある。


店内は大分古びていて、壁などは元々白色だったのだと思うがちょっと汚れている。回転を良くするためか、椅子が高いため、落ち着かない雰囲気。食べ終わったらすぐに出ていく感じ。客層は昼時は周辺で働くサラリーマン・OLが多い。


今回はランチメニューになっていた、ポークと野菜のカリー(インド風)をチョイス。辛さは4段階から選べる。少辛、辛口、極辛、激辛(+50円)だが、お店は極辛がおすすめとのこと。実際に極辛を注文したのだが、カレーの質にあったちょうどいい辛味だった。お店の外壁にクリームコロッケのうまい店、と書かれていたのでトッピングとして追加。


ポークと野菜のカリー、カニクリームコロッケトッピング(730+190=920円)
10数種類のスパイスを使いつつも、4日間煮込んでいるとのこと。見た目も香りも味もデリーのカシミールに具を沢山入れた、といった感じでサラサラの黒褐色カレーはとても美味しい。野菜から出ているのか、少し甘味があるのも悪くない。器はグレイビーボートで提供される。


あの大好きなカシミールに色んな具がはいってるなんて、夢のよう!と思いがちなんだけど、やはりデリーのカシミールがあの具なのには理由があるんだな、と実感したのも事実。具だくさんは嬉しいし、特に肉と野菜が両方入ってるのは日本人好みなんだけど、カレー単体の旨味を追求するとそこには行かないんだな…と思ったり。じゃあ次どっち食べる?と言われたら、ジンコックももちろん美味しいんだけど、やはりデリー程のインパクトは無いかも。


カレーはサラっとしているため、すぐにご飯に吸われてしまうので、少しずつかけて行きたいところ。一気にかけると後半美味しくない。特にご飯がちゃんと硬めに炊かれていることもあって、カレーの水をどんどん吸っちゃう。具の豚肉はバラ肉が柔らかくにこまれていてボリューム感もあり美味しい。


クリームコロッケは柔らかいパン粉を使っている感じで、ラードで揚げてるのか、軽く且つサクッとしていて中はトロリとかなり美味しい。これで190円は安い。このカレーにトッピングで食べたいかと言われると、できれば別々に食べたいところだけど。でも絶対付けることをお勧めする。カレーの付け合わせは卓上に置かれたピンク色の大根の漬物と赤い福神漬け。

 

 


店名:カリー屋ジンコック
最寄:淡路町、神田
住所:東京都千代田区神田須田町1-2-3 山勝ビル1F
電話:03-3251-1795
営業:11:30~15:00 / 17:00~21:00(L.O.20:30)
定休:土日祝