2月3日の当ブログに「こんな時代が来るかもしれない」と題して「デジタル完全ゼロの場所」を挙げましたが、今日の中日新聞朝刊で京都先端科学大学・川上浩司教授が「不便益」を研究しておられると知り、とても興味深く記事を読みました。

 

「不便益」とは、「不便だからこそ得られる益」。システムデザインの研究の一つなんだそうです。

不便によって工夫できる良さと構造が理解できる良さとは寄与し合う……と言われるのですが、はたして? うーんちょっと難しい。

記事の中、川上教授が例のひとつとして挙げておられるのが「階段や坂がある” 不便な”高齢者施設」。介護士もギリギリまで手を貸さないため、お年寄りの身体能力の低下を防ぐことができると言われます。

 

たまたま別の読み物で、「高齢の父親(←ほぼ100歳・一人暮らし)が、毎日布団の上げ下ろしをしている」という娘さんからの投稿を見ました。

布団を引きっぱなしにできるのでベッドを買おうかと申し出たら、御父上曰く「布団の上げ下ろしが運動になっている」。川上教授が言われるとおり、この御父上のお宅は、「段差も多々アリ」なんだそうです。

 

そういえば、私の通っている接骨院で「正座の効用」を聞いたことがあります。

「正座する」「正座の姿勢から立ち上がる」という動作は、足腰の筋肉を鍛える効果がある、と。

膝にはよくないし、血行も悪くなりそうですが。

 

ちなみに、この不便益研究から『素数ものさし』というものさしが商品化され、実際に販売されています。

ネットで実物の写真を見ました。

一見、普通のものさしですが、メモリが全部「素数」。

1センチの直線を引こうと思ったら、3センチ引いて2センチ消す?

なぁるほど。これは不便。でも、頭の体操にはよさそうです(←時間のないときには、焦るに違いない)。

 

 

 

 

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