ついこの前、『食べログ』の問題が表面化しましたね。
この件に関し、事務局内でなにげに雑談していたのですが……
コロナ禍前は、事務局で、懇親会の会場を選定しなければならないこともたびたびありました。個室の有無や代金など、諸条件をクリアすれば、あとは何の疑いもなく口コミを見て決めていました。
プライベートの飲み会も、同様です。
でも、言われてみれば、この口コミ、「誰が書いたかわからない」じゃないですか。おまけに、勝手放題書ける。〇でも×でも適当に記したってかまわない。無責任にいくらでも評価できる。ましてや、有料登録か無料登録かによって、評価が変わるとか変わらないとか。
真相はよくわかりませんが、少なくとも、これを見て決めていた私は「どこの誰が書いたかわからない無責任な口コミを鵜呑みにして決めていた」ということです。
これ、『食べログ』だけの問題じゃない。
ネット上でなければ、ありえない一連です。
だって、リアル世界なら、「○○さんがおいしいと言っていた」「△△さんがまずいと言っていた」が口コミの原点でしょう。
以前、岐阜同友会の会員さんから入会対象者として名前が上がった方の会社に、会の説明に伺ったときの話です。
こちらは当然、入会案内や会の資料一式、揃えて持っていきます。そして、資料をめくりながら、あれこれ説明させていただきます。そういうとき、すごく熱心に聞かれる方と、そうでない方がいらして、後者の場合、ほぼ入会には至りません。
でもそのときは、ちょっと様子が違いました。
私の説明は、あんまり聞いていらっしゃらないご様子だったんです。でも終始ニコニコして、資料を見たり、私の顔を見たりしてらっしゃる。
そうしてざっと一通り、お話しした後で、その方がぽつりと言われました。
「入ります。Kさん(←この方が、会員さんです)が勧めてくださった会なら、間違いありませんから」
驚きましたが、すごくうれしかった。
同友会における会員増強の理想的な一パターンだと、今も鮮明に記憶しています。
『食べログ』問題とは真逆の展開です。
顧客を増やすのに口コミは有効な手段ですが、大切なのは「口」ではなく、その「口の持ち主」だと思うのです。
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