【能登半島地震支援】被災地レポート②輪島市 | アジア太平洋子供救済センター・この指とまれ

【能登半島地震支援】被災地レポート②輪島市

【能登半島地震支援】被災地レポート②石川県輪島市門前町

        事務局長 津谷幸子




◆2024年1月20日被災地レポート輪島市門前町(赤神→道下)
石川県輪島市門前町被災地視察•被害状況
輪島市門前町赤神から道下へ向かうにつれて家屋の倒壊半壊を目の当たりし、激甚災害が起こってしまったと実感しました。亀裂の幅も酷くなってきました。立ち寄ったガソリンスタンドJAのと諸岡の店員さんが、輪島市役所近辺には入れないと思うよ。段差が大きく走行困難、交通止めになっているんじゃないかと。能登町に向かうなら違う道を通っていかれたらとアドバイスしてくれました。
第1便を託した能登震災支援PROJECTの田谷代表(志賀町民)は、門前町の各避難所/門前東小学校•門前中学校•門前高校•門前町の公民館などで聴き取りをして、物資の配布や炊き出しをしてくれてます。今回皆さんから当団体にいただいた物資や支援金で購入した物資第1便は、田谷代表が端っこの小さな避難所などの聴き取りによる避難者からの要請の物を託しました。また、炊き出しもボランティアの方々としており、カップラーメンが続きまともな食事が取れなかった避難所で、温かい汁物の提供をした際の、おじいちゃんおばあちゃんの喜び方は半端じゃなかったそうです。野菜•昆布巻き•佃煮•漬物などは炊き出しに、レトルト食品•カイロ•卓上コンロセット•トイレットペーパーなどは、在宅で避難生活をしている方々に配布してくれるそうです。また、240人収容の門前中学校では、コロナ•インフルエンザ感染で学校内で隔離されている人がいるそうです。広くて天井の高い体育館でストーブ3台、灯油が足らず雪の日も昼間はストーブを消して布団にくるまっているそうです。大きな避難所には、物資がある程度揃いだしていますが、行政も末端にはまだまだ支援が行き届かない現状。交通網、ボランティアの受け入れ体制、被害状況の把握の遅れ、多くの問題がありまだまだ避難生活を余儀なくされることでしょう。
地震により地盤が隆起し輪島市門前町黒島町の面積が30%増えたことが20日地理情報システムでわかりました。
輪島市門前町から能登町に、第2便炊き出し用要望物資を届けに向かいました。