読書感想になります。

 

「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」

 

内容としては、島嶼生物学の鳥担当学者さんの、調査にまつわる面白い話ってところなんですが・・・

もうタイトルがシュールですね!

 

そして、めちゃ漫画やアニメの話題も出てくる出てくる!

生物学や鳥がイマイチな人でも何かのオタクならオススメ!

 

外来種の例え話に、「オールスパークを狙うディセプティコン」という文が目に入った時は吹いた!

トーク番組をイヤホンで電車内で聞いてて、ジョークがヒットした時とか、スマホでギャグ漫画を読んでる時にしても腹筋崩壊状態になると、大変ですね? それと同じです!

 

マジでお腹が痛くなるような例え話がガンガンに出てきます
 

鳥の話よりもそっちの方が面白いくらい。

 

 

 

研究の話とか教科書的な本やら学術的な本ではなく、あくまで研究者の体験談と妄想に近いエッセイですね。

爆笑ネタ多数なので、ホント面白いです!

 

そして肝心のタイトル・・・最後の方に、どういうことか?書いてあります。

 

私も思うに・・・子供の頃に〇〇になりたい!という夢。それを追いかけ続けるのも悪くはないですけど、固執したり執着すると危険かな〜と。

この先生、別に子供の頃からのバードウォッチャーではありません。野鳥の会とか中高生の頃から入ってたとか、そんなことは全くなく。大学に入ってから始めたという遅咲き?いや、東大卒だから、そもそも何に対しても適応できる能力はあって、でも、何かになりたい!という夢は特に無く、漠然と始めた鳥の研究にハマった!という人生。

 

ぶっちゃけ、趣味にしても学問にしても、いつからスタートしても遅くないと思うし。

逆に、向いてないと思ったら、臨機応変方向転換も悪くないと思うんだよね? 朝令暮改とか、そういうのではないと思うよそれは。

まあ、あまり周囲に言い回ったりすると、「え?もう諦めたの?」とか、なりそうではあるけども。

密かに始める分には、良いんじゃないかな〜。