読書感想になります。

 

「フジツボ 魅惑の足まねき」

 

こちらも、ツイステの感想が若干混じりますので、苦手な方は回れ右で〜

 

オバブロしたアズールの肩辺りに、フジツボが乗ってますよね?

 

フジツボとは、どういう生き物か?

そしてフジツボの都市伝説。

 

コラムの寄せ集めに近い研究者エッセイ的な内容な本かなと思います。

 

フジツボは化石に残りやすく、いつ頃からいたのか?となると結構古いようです。アノマロカリスが泳いでいた海には既にいたとか。

分類についても少し。タコに有鰭と無鰭が有るように、フジツボには有柄と無柄に分かれますね。有柄の方が古く、無柄の方が新しいグループみたいです。

有柄のグループには〇〇ガイと名前のついているものも多く、貝の仲間?と思われてる人も多いかと思いますが、フジツボは甲殻類です。

アズの体にくっついてるのは甲殻類だった! 闇堕ち引きこもりセバスチャン(蟹)か?なんて思ったり(汗)。

 

都市伝説は私も小学生の頃に聞いたことがあり、まさにそれが乗ってました。

海辺で怪我したら、体内にフジツボが生えた!というホラー。しかし・・・フジツボの生態を考えると、どう考えても無理なことが分かります。

 

他にも、フジツボが幼生時代のプランクトンから固着生活に至るまでの過程。可愛いお目々もある幼生が、何処にするか狙いを定めて良い場所をゲット!そして脱皮しフジツボと化す・・・

場所取りもフジツボの幼生には、重要で、失敗は許されない。失敗しても、そこから離れることは出来ない。フジツボの賭け。

 

また、応用面では、フジツボの接着剤としての強さ。あれを剥がすのは大変ですね? 植物につく害虫のカイガラムシなんて、ブラシで擦ったらすぐ剥がれてしまう種類が多いですけど、フジツボはそう簡単に外れません。

 

一方で、それゆえに、船体などに大量に付着。船のスピードが落ちるとか。

そうそう、日露戦争の海戦で日本が勝ったのは、ロシアの船についたフジツボのおかげ?とも。

 

 

 

 

ダーウィンも夢中になっていたというフジツボ。

当時は、貝類の仲間に分類されていたそうです。確かにエボシガイとか貝殻っぽい形態もしてますしね?

でも、甲殻類の仲間。味はエビカニと貝類の中間みたいな感じらしいです。・・・ホモサピ動画より