読書感想になります

 

「食虫植物 進化の迷宮をゆく」

 

意外と知らなかったこと多々。

あと、ツイステの紅蓮の花のネタもガンガン出すのでご了承ください。

 

電気の刺激で動くっていうのは、以前、テレビ番組で食虫植物に限らず、オジギソウなども然りなことから、何か共通点あるんだろうなと思ってたんですけど。

動物との共通点は、それだけじゃなかった!

麻酔が効いちゃうとか、マジですか!? 

ジャミルくんやラギーくん、ダメ元でユニーク魔法を試したら効いたかもしれないよ?

 

そもそも、何故、全身麻酔が効果あるのか?その作用機序は未だに分からないまま使われてるのよね。あの手術の時の麻酔とか。

ある意味、コロナ禍に突入してから、反ワクチンが騒々しいですけど、ワクチン以上に危険だと思うよ、全身麻酔の方が。

そもそも同意書に関しては、手術でもワクチンでもあるからね。ワクチンは手術と違って気軽に接種しちゃう人が多過ぎな気もするよ。あ、私は反ワクチンじゃないし、ワクチンは毒なんて思ってないけどさ。

死ぬかもしれない手術で死んでも、気の毒だったね・・・だけど、ワクチンで死んだ場合、何それ聞いてない!って遺族も言い出すのがオチだよな。いや、きちんと説明文を読めよ!って話なんですけど。

 

話は逸れたけど、ハエトリソウに限らず、運動性のある食虫植物、全部麻酔で動きが止まっちゃうらしいですよ。

これ、紅蓮の花でも使えそうなネタだな。まあ虎先輩とロロくんのお話が終わった後だね。ジェイドとロロくんでキノコ&植物談義でもしてもらおうか・・・

 

 

前半は、そんな目から鱗なコラムから、食虫植物の種類などを簡単に説明。

後半は、進化の話になってきます。

 

意外と共通点があった、菌従属栄養植物と食虫植物。

まあ、栄養の取り込み方とか普通の植物と違うのは、ある意味、一緒ですね。

 

さらに、普通の植物と食虫植物との共通点。

要は、進化の話になってくるんですけど・・・

 

ここからダーウィンの話題がガンガン出てきたり、面白い引用が多々。

サルが綴ったシェイクスピア「無限の猿定理(infinite monkey theorem」とか、なんやそれ?なんですが、読み進めていくと何やら、どこかで見覚えあるぞ、この現象。

要は、普通の植物にある酵素など機能の「使い回し」で、虫を捕らえて溶かす能力は得られる可能性は十分ある!って話なんですけど。

偶然の突然変異の積み重ねによるものなら、サルがキーボードを叩いてシェイクスピアの文章が偶然出来上がりました!ってのと同じくらい無理があるんでは?って話なんですが・・・

そもそもシェイクスピアだって過去にシェイクスピア自身が読んだ作品の影響を受けて、彼の作品を描いてるわけで・・・

使い回しってか、パクリじゃね?・・・いやいや、そんな物騒な(汗)。

「使い回し」仮説という言葉がガンガン出てくるんですが、これ「パクリ」仮説でもよくね?なんて思ってしまったり(汗)。まあ自然は取り締まる法律も何も無いですしね。横取りなども動物の世界ではアルアル。

いや、パクリは失礼か? それこそ能力を転用した結果オリジナルな能力を得たってことだから、ある意味、二次創作?

そんなこんなで、病原菌対策など防衛のための酵素が、虫を溶かす攻めの酵素に転用されるようになったんでは?という話。

 

 

 

海外の大学で研究してる先生のためか? ちょっと独特な感じの本でした。

 

コラムのネタは、面白い話が満載。

これ、ロロくんも悩まされてたりすると面白いかも?という話題も。

 

植物園に食虫植物の展示はアルアルじゃないですか?

でも植物園は他にも植物が展示されてるわけで、昆虫に働いてもらってる植物も。送粉昆虫とか害虫の天敵とか。

で、天敵導入したら、皆消えちゃった?どこへ?・・・実は、食虫植物が食べちゃいました!なんて話も。

結果、食虫植物だけ隔離状態ですよ。お仕置き?みたいな。