読書感想になります。
「スマホで子どもが騙される」
前半である1章はこういう犯罪があるという紹介。
後半である2章は、こんな情報から何を得ますか?といったクイズ形式。
3章は、子供を守る育て方。
前半の事例に関しては、テレビ番組でも取り上げられてるような内容なので知ってるものが多かった一方で、後半に関しては、そのクイズの中にも事例が載っているんですけど、これは知らなかった!という内容も。
前半にあるバカッターは、ツイステの最初のハロウィンイベントでもテーマの一つでしたね。
子供が何を見て笑っているのか、大ウケしてるのか? 親はスマホやタブレットを与えておしまい!ではなく、不適切動画を見ていないか注意してほしいという内容。
また、不適切動画を投稿するyoutuberは、どうしてそっちに走るのか?
要は歪んだ承認欲求なんですけど。閲覧数や「いいね!」数に振り回されると、犯罪に相当することに気付かず、もしくは犯罪であると知りつつバカなことに走ってしまう。
闇バイトや性被害、誘拐・監禁なども。
まあこれも色々な事件がニュースで報道されてますしね。
てか・・・これらって、今回のハロウィンイベントと関係してこないかな?とか。
こちらの方が、バカッターより騙されるという意味では強いかなと。
SNSの向こうの人は、本当のことを言ってるのか?年齢や性別を偽っているのではないか?
さらに騙されたら何を搾取されるのか?
バカッターの場合は、故意に騙すというよりかは、同調した挙句に・・・という自分で自分を騙す?とも言えるかと思います。
一方で、闇バイトや性被害などに関しては、完全に騙された挙句、搾取されるという流れ。
前半の最後は誹謗中傷。
なんていうか、これは他人事ではないな。
反ワクチンとか陰謀論者の多くは、間違った正義感・・・だよね。
今で言えば、ワクチン擁護な医師に、「ヤブ医者!」「人殺し!」とか、さらには脅し。今、ガンガン、開示請求されてるようですけど。
なお、この本はコロナ前なのと、子育て中の親向けのため、陰謀論などよりもネットいじめの事例が紹介されていました。
後半は、これも知ってる内容も多かったですが、こんなこともあるのか?という内容も。
知ってた内容としては・・・子供の価値観。あとは大人でも価値観が狂ってる人は多いかと思いますが。
「いいね!」やフォロアーの多さが、友達の多さ・・・ではない。
アメブロは陰謀論も多いですが、フォロアーやいいね!が多い陰謀論ブログもありますね。
多い=正しい・・・という訳ではない。
さらに知らなかった内容・・・
てか、うち、下の子、父親(主人)に対してやってるな。
要はゲームのレベルを上げてもらう。おい、自分で遊ぶんじゃなくて、レベル上げだけやってもらって、最後の良いとこ取りしようって魂胆か? てか、課金もしてやってるしな我が主人。私より子供への課金が先ってどうなのよ!?とも思うけど。
それを親ではなく、画面の向こうにいる他人にやってもらうためにアカウントを教えてしまう危険性。それを本では紹介してました。
最後の3章は、子育て注意点。
子供がネットへ逃げるのではなく、親元に逃げられるようにせよ!って、尤もな内容なんですけど、それがダメになってる家庭が多いってことなんだろうな。
また、答えは一つではないことに気付かせること。
大人でも極振りや逆張り、ゼロ百思考に陥りがちですが、子供の場合はそれ以上に危険。
過去の少年犯罪事例でも、なぜ、逃げ道を思いつかなかったのか?そんな話題も。
てか、我が家でお受験を考えた学校で発生した事件も紹介されてたな・・・結局受験しなかったけど。
東大合格者も出てる小中高一貫校の生徒が家族を殺害した事件、数年前にありましたね。
その動機がね・・・最近の歌舞伎役者さんの事件と似てるかも?と私は思ったり。
それと親や大人の背中を姿を見せる・・・だけでは、ボーっと見てるだけでおしまいの子供もいるんだよな。
大人の叱り付けや注意が、どうして、そなことを言っているのか理解できない子もいるわけで。
体験からが一番、子供は学べるって話なんですけどね。
如何に子供に気付かせるか?が、また難しいんだな。
著者は元刑事さん。