すいません、読書感想とツイステのネタバレ感想を混ぜます!

混ぜるな危険?

苦手な方は回れ右してください!

 

 

 

意外と分厚くて2回借りました。

チョコレートを滅ぼしたカビ・キノコの本以来ですね。

 

 

生態学って実は数学が必須な世界なので、数学が苦手な私は学会へ顔を出したりはあったものの、発表したり論文を出したりはしてません。

でも、非常に面白い分野であることは事実かと思います。

 

パラパラめくったら、これ実は面白い本では?と思い、借りたんですが、結構難しい箇所もあって、読み終わるまでに時間がかかりました。きちんと理解してない箇所も多々あるかと思います。ご了承ください。

 

 

第1章で目に飛び込んできたのが、トロフィーハンティング。要はスポーツハンティングとも呼ばれるもので密猟ではなく合法的に行われています。読んだ当初は「約束のネバーランド」が思い浮かびました。鬼が家畜化した人間を野に放しハンティングする話がありましたね。

しかし、そんな倫理的な問題を、さらに超える大きなジレンマが現地にはあったわけで。これは目から鱗でした。

観光目的のハンティングにより現地である途上国にお金が流れ潤い、その利益の一部で、さらに動植物の保全に回しているそうです。それこそ密猟の防止にも。そしてハンティングするお客は先進国の人たち。

要は、ハンティングされる生贄を支えに、現地の動植物を守る。

とっても考えさせられる現実。これは動物愛護団体は反対だろうな。

 

いずれにせよ、先進国は自国の自然を破壊し尽くしちゃってる面はあるので、途上国の豊かな自然を守ってほしいというエゴがあるんですよ。それはこの前のCOP15でも、まさにこれだよな・・・と思う内容でしたが。

それとは別に途上国の方が、地理的にも生物多様性が豊かという面もあります。だからこそ先進国は途上国に壊してほしくない。だからといって途上国側だって、自分たちの発展をそれで妨げられたらたまったものではありません。

ハンティングも先進国の動物愛護の人はギャーギャー反対してるようですが、現地の人はそんなに嫌悪感は無いとか。

 

ここから生物多様性とは何か?

きちんと測る方法があるのか?という話に繋がって2章以降に入るわけなんですけど。

 

2章以降が難しくてな〜。でも勉強になるので読める人にはお勧めです。

単純に種数だけで言える問題でもないんですよね、多様性は。

 

そうそう、ぶっかけ試験もありましたね!

ぶっかけ試験に関しては、こちらを参照。

 

 

多様性の本で紹介されてたぶっかけ試験は、農薬のぶっかけ試験ですね。

森の樹木に農薬散布し生物の種数を調べるという方法。

当たり前かもしれませんが、無農薬の方が種数が多いです。

一方で個体数は・・・農薬を散布した方は要は畑の中みたいな状況。特定の種類の個体数が増えて独占に近い状態。ちょっとした害虫化ですな。

この辺は群集生態学の内容も。

 

あと、面白いと思ったのが、その種構成は、ニッチ由来か偶然性などの確率の問題か?という話。

その種に合う隙間があったからこそ、その種は生き残ったのか?

それともたまたま種の出入りの順番の関係か?・・・こちらは中立理論というらしい。

どうも、どちらも影響してるみたいなんですよね。

 

それから生態系機能と生態系サービスの話。

自然の中でどういう役割というか機能をしていて、人間はどういう恩恵を受けられるのか?・・・という理解で合ってる?

 

何にせよ、生物多様性に関しては、まだまだ分からないことが多く、研究も試行錯誤ということです。

 

 

 

 

これを読み終える頃にツイステの7章スタート。

 

レオナくんのインターン先にびっくりしたファンも多かったようですね。

 

今までのレオナの二次創作、特に小説では、レオナが不憫なストーリーが涙腺崩壊ものが多いんですよ。その背景として、夕焼けの草原の資源や産業を低く設定する二次創作者が多かったです。実は私も、それに便乗。

しかし、今回のインターン先から必ずしも、資源の少ない国ではなさそうだなと。それはルークくんも言ってました。

とはいえ、もし豊富な資源を活かせる国なら、スラムなんて存在しないのでは?とも思うわけで。広い格差が存在する国という設定を公式が途中から変えてしまうことはないと思うんですよ。ラギーくんの設定が変わってしまいますしね。

となると、利用する技術が無いとか、色々と問題を抱えてる国なのではないかなと。

レオナくんは、それを解決してしまえる能力はありそうですね。でも正当に評価されるか微妙だな〜・・・ついつい私は、それはそれで不憫な設定を作りたくなっちゃいますね。忌み嫌われる魔法持ちの第2王子にそんな成果を出されると困る国の官僚とか、色々とレオナの成果を横取りされそう・・・なんて思っちゃうんだよな〜。それこそ論文に例えるなら、院生が凄い発見しても、一番目に名前が載るのは教授!みたいな。

 

今回の多様性の本、途上国のハンティングで生贄にされる動物。要はメジャーで人気がある動物なので、ライオンとか・・・ですね。この生き物たちのおかげで、他の動物たちの環境が守られる。

ついついレオナを重ねちゃうんだよな〜。

国のために犠牲になるレオナ。

 

特にトロフィーハンティングでちょっとしたスキャンダルというか、禁猟区とのギリギリラインで狩られてしまったライオンの事件(セシル・ゲート事件)。このライオン、黒く長い鬣だったとか。スカーというか、レオナ・・・なんて思っちゃう。

すいません、腐った読み方してますね(汗)。