ウェルビーイングの圧力

おはようございます

「自分らしさ探究家」都築クレアです

こんな人間で、こんな想いで、こんな活動を大切にしています。

先日のAWEのサークルでのテーマはこちら

幸福を過度に追求する「ウェルビーイングのパンデミック」がもたらす悪影響とは？

「ウェルビーイングって何？！」

という時代から、たった数年でパンデミック！

と言われて、その悪影響まで心配される記事が上がるほどになりました。

「こんな状況に何を感じる？」

「ウェルビーイングに携わるものとして、どう向き合っていく？？」

そんなことが今回のサークルのテーマでした。

そんなとき、この記事が思い出されました。

チームの作戦を無視して結果を残した少年が、

監督から次の試合の出場を禁じられるという話。

監督の"打つな"を無視した野球少年の末路 上からの命令は「絶対」なのか

道徳の教科書に載っているようで、作者の意図とはおそらく別に

「チームの一員として」というキャッチが差し込まれていて、

集団生活の中で、和を乱さないことの大事さを感じさせるような意図でこのストーリーが使われてしまっていることが問題だと指摘する記事です。

だいぶざっくりな私個人の感触ですが、

ウェルビーイングを社会全体で推し進めようとしたときに、

この野球少年のストーリーのように

ウェルビーイングが

何か人を振り分けるような、区別するような

押し付けられる規範のようになってしまわないか？

という危惧があると感じました。

人として良いとされる習慣、

行い、人となり。

それは素晴らしい。

私も、少しでも「こうありたい」と思う生き様に近づけるように、学んでいる一人です。

人として素晴らしい、美しい姿として

みなさまの記憶に新しいのは、

WBCで、素晴らしい才能の選手たちの姿ではないでしょうか？

それぞれの才能を発揮した上に、

全員が一丸となって一人一人がつないでいった。

盗塁で、バントで、、、そして世界一

こんな美しい話はなかなかありません

これができれば素晴らしいし、感動をもらった一人ですが

でも、ぶっちゃけ世界がすべてこの方向に向かったら、ちょっと気持ち悪いですよね。

そしてたぶん、意外に生きづらい。

だって人間ってもっと複雑でめちゃくちゃに荒れるときもあって、それこそが人間味だったりするじゃないですか。

人間関係がどーにも下手でどうしようもない悪態をつくけど、〇〇をやらせたらピカイチ！

とか、

周りを凍らせる一言ばかり発言するけど、特定のものに対する愛だけはものすごい！

とか。

そんな愛すべき偏屈キャラにすら昇華できていませんが、自分だってどうにも可愛げのない返答をしてみたり、人間として絶対そっちじゃないだろうという選択をしたり、感情が死んでどうにもヒドイ奴だったという自覚があります。どうしようもないところなんて挙げればキリがないのさ。

そういう凸凹したところとか

一人の人の中でもネガティブにふれる時期。

そこからまた何かを消化して、掴んで、変化していく時期。

いろんなゆらぎや、

偏りがあって、

それこそが生身の人間で

それをお互いにゆるしあえる人がいて、

場所があって、

丸ごと認め合っていけるのが最高じゃないかと。

みんなにとって

何かではじかれることがない。

生きやすい世界になるんじゃないかと思ったり。

    

だからきっと

ウェルビーイングは

掲げるようなもんじゃない。

ひとりひとりが、

自分の中に見つけるものだ。

でも、掲げるから

ウェルビーイングに出会う人がいる。

届く人がいる。

微力でもウェルビーイングを

伝えるひとりとして

「伝える」ということに、

どう向き合っていけばいいのか？

まだまだ自分の中でぐるぐるしそうな大きなテーマです。

これからも抱えながら、どう届けるのか？向き合っていきたいと思いました。

ではまた！

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