Dear Mちゃん
思い出すだけで幸せな気持ちになって、それによって自分の人生を素晴らしいと意識出来るほどの「感動を伴う自分の好きなこと」に出会えたら、それは誰にも言わなくてもいいくらい大切にしたらいいと思うよ。
私達は広くて大きな世界に住んでいて、そこにはたくさんの人や物や現実があるよね。
その大きな世界でしっかりと自分が生きていくために現実を見つめて様々なことを理解したり経験したり行動することで自分がちゃんと存在しているように感じるけれど、同時に自分の内側にも自分だけの大切な世界があってそこにもきちんと同じくらい重要な自分が存在しているようにも思わない?
そして外側の広い現実の世界にだけに自分は住んでいるように思うかもしれないけれど、実際は1日に何度も自分の内側の世界と往復して過ごしていると思うよ。
内側の世界を自分の苦手なことや人でいっぱいにすることも出来るし、そんな時もあるかもしれないけれど、意識して美しい世界にすることも出来ると思う。
出来限りいい環境にして過ごしたいよね。
「自分の住む世界がなんて美しくて素晴らしいんだろうと豊かな温かい気持ちになって喜びで祝福されるような、自分の内側の世界に新しい素敵な衝撃を受け入れること」
私はそれが「感動」の感覚だと思う。
そして普通の楽しいや好きと違うところは、感動を受けとめるには衝撃があって、少しびっくりして傷つくような震えるような感覚があること。
傷と聞くと良くないイメージかもしれないけれど、普段は固くガードしている自分の内側の世界に入口を作ってくれる傷。
かすり傷みたいにじわじわ沁みてきて自然に受けとめることもあれば、大きく開いて真っ直ぐに飛び込んできて受けとめるのに躊躇して緊張するかもしれない。
そして大切なものや好きなことの順番が変わることは私はすごくドキドキするよ(^_-)
偶然に人の優しさや様々な世の中の美しさに出会って感動して心が温かさに包まれることもたくさんあるし、もちろん自分を豊かにしてくれるけれど、「感動を伴う自分の好きなこと」があることに気づけたら偶然に頼らなくても自分からたくさん感動をコレクションすることが出来ると思う。
静かで穏やかな美しさを求めるのはもちろん大切なことだけれど、感動の衝撃で自分の内側の世界が豊かに彩られることを忘れないでいてほしいなあ。
なぜなら、外側の世界の時間は1度きりだけれど、内側の時間は思い出すだけで何度でも同様の素晴らしい美しい時を過ごすことが出来るから。
自分の内側の世界にくっきり際立って存在する、一生忘れられないくらいのたくさんの感動、大切なこと、大好きなこと、素晴らしいこと、美しいことを集めることは自分が自分に出来る贈り物。
人生を大切に丁寧に味わって生きていくことを実感できる1つの方法だと思うよ(^_^)
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