約1年ぶりの書き込みです。

 

息子は小学校に入学してからの1年間は悪夢でした。

担任を憎み、絶望し、精神的に不安定な1年でした。

ストレスが溜まると「…明日は休む…!」と泣きながら訴え

休憩を入れながら何とか通学しました。

 

1年生の後半は、担任に対して真っ向勝負というか、

我慢できない時は勇気を振り絞って先生本人に注意をしていたそうです。

「もう○○君を虐めないでください。先生が大声あげて怒鳴ってばかりいるから、○○君も嫌になって、どんどん先生のいう事を聞かなくなるんだ…」

と、いう内容らしいです。

ちゃんと言えたかどうかは知りませんが。

言った後、怖かったのか何なのか、毎回泣いたそうです。

 

 

担任に最後に言ったセリフは

「2年生になったら、新しい担任の先生がとても楽しみです」

 

4月になって担任が変わりました。

厳しいと評判の先生です。

でも、その厳しさにはきちんと理由があります。

ニコニコホンワカした優しさはないけれど、

息子曰く「全体をちゃんと見てくれている、しっかりした先生」。

 

学校に行きたくない、なんて言わなくなりました。

頭痛もなくなりました。

国語が辛い、と言わなくなりました。

吃音が消えました。

「あの人だけは許せない」と言わなくなりました。

学校が楽しくて、授業が楽しくて、毎日が楽しいと通学するようになりました。

 

 

1年の時には息子の他にもチラホラ不登校の子がいましたが

2年生になってから息子のクラスには不登校はいなくなりました。

 

担任一人で簡単に息子は壊れました。

息子は、ちょっと前まで1年生だったのに、

1年の時の記憶はあまりないそうです。

 

私も独りよがりの教育や躾をして息子を傷つけないよう、頑張っていこうと思います。

 

 

 

最近の息子ですが、ほぼ学校に行けています。たまに休みますが。
でも帰宅すると、よく「イライラする」と芋虫のように床に転がっています。

今朝はこう言いました。
「時々、気持ちが変になるんだ。難しすぎてうまく説明できないけれど」

そういう時は、私はいつもこう言ってごまかしていました。
「あ!それって背が伸びているんじゃない?!すごく背が伸びている時って、心と体が追い付かなくてムズムズするんだよ!良かったね」

でも今朝は、この言葉は効きませんでした。
「う~ん…ちょっと違うと思うなあ」

最近、学校が嫌な原因。
「『良い姿勢』でいないと先生がとても怒るんだ」

「一番前の席の○○君は、よく机につっぷしちゃう。それを先生はよく怒るの。いっつも怒るの。時々○○君は、席移動させられて先生の横に座らせられちゃう…。姿勢を怒る先生、すごくすごぉく怖いんだよ」

息子のクラスは、姿勢と私語に非常に厳しいです。
1年生ですが、入学直後から授業中の私語は厳禁。挙手しての発言以外の言葉は許されません。
姿勢も、全員が手は膝の上、背筋はピーン!となるまで何度も授業は中断します。
全員が理想的な状態にならないと、休み時間になろうが何だろうが、授業を終わりにしてくれない時もあります。
先生の注意を聞かず、なかなか姿勢を直さない子は、個別に休み時間が削られる罰もありました。トイレ休憩もくれません。
先生は激高すると、汚い言葉を使い、特定の生徒を激しく攻撃する…らしいです。

息子は真面目君なので、怒られることはありません。
真面目にやっていれば、先生は多少の姿勢の崩れは黙認してくれるようです。
息子はそれも分かっているし、自分は怒られる対象外と知っています。
では、なぜ怖いのか

「『姿勢』は悪気がなくても崩れてしまう」
「授業時間は長い。ずっと姿勢よくいるのは難しい」
「いつか自分も姿勢が崩れて怒られるのではないだろうか」
「姿勢が崩れるのは、そこまで悪い事なのだろうか」
「先生は汚い言葉を使ってもいいのだろうか」

いつも怒られるクラスメートを見て、そんな事が頭の中をグルグル。
悶々として、苦しくなるそうです。

友達をいじめたり、悪い事をして先生がメチャクチャ怒るのは当たり前、と息子は言います。
それは怖くないそうです。


こんなリンクを見つけました。
余りカテゴライズしても意味はないと分かっているけれど…

ハイリーセンシティブチャイルド

息子は、
新しい事に興味も持つし
人の気持ちが分からないどころか、共感しすぎて空気読みすぎる時がある。
初対面でもすぐに友達になれるし、その関係も持続する。
当初は国語でつまづきましたが、苦手意識はあるもののできています。
そもそも1年生で作文を書けないってよくある事、と多くの人から言われて楽になったようです。

でも、学校に行くとイライラして辛い。

どうすれば息子はリラックスして授業が受けられるのかな。






自治体のセンターで療育を受けることになりました。
その前に、カウンセラーと2度目の面談。
学校にも出向いて、息子の様子を調査してくださっていました。

息子のコミュニケーション能力がどれ程欠如しているのか探りますが
私もカウンセラーも「これだ」というエピソードが見つからない。
表現力の弱さはあるけれど、他の6歳男児もこんなものとも言えてしまうレベル。

新しい事に対する積極性と実行力もなくはない。

友達ともうまくやっている。

授業中も、挙手や発言は少なめだけれど、きちんと授業を受けられる。

ルールを破ったり、反抗的な態度もなく、むしろ真面目。

授業が簡単すぎる、とバカにすることもない。

息子にとっては簡単すぎる授業も真面目にやり
不得意な科目は、私と先取り学習しているのでさほど問題ない。

今、何が大きな問題なのか。



「まあ…先生にも色々な方がいますからね…」


あーーー…。



カウンセラー「プレイセラピーをしましょう」

私「それは、具体的に何に焦点を当てたセラピーなのでしょうか」

カウンセラー「うーん…遊びながらストレス発散、と考えてください。担任の先生がもっと関わってくれたらいいんですけれどね」

私「ははははは…」



先生に息子が不登校ぎみなのはお知らせしています。
スクールカウンセラーからも、センターからも、聞き取りというか、担任にお話しはいきました。
担任の先生と協力して解決していきたいので情報共有したいとカウンセラーに伝えました。


不登校が始まってから2か月が経ちました。
行けたり渋ったり、行けなかったり。

担任と顔を合わせて話し合いをしたことはありません。
息子が”体調不良で欠席”でも、連絡帳に「了解しました」「お大事に」と一言しかありません。

何でもいいんだけれど、
先生、少しでいいから、こっちを向いてください。
と、言いたいところですが…

私も、もう少し努力しなくてはいけません。



幼稚園の時に、吃音で個別訓練を受けていた育児関係の自治体に相談にいきました。

就学したので、相談員は変わりました。
でも、園児の時に受けたwiscのデータやインタビュー内容は残っています。


「発達に遅れがある児童に支援が必要なように

突出して発達した児童にも支援が必要である場合があります。

ギフテッド支援というのですが、なかなか現状では難しいようです」


息子はギフテッドではなく、ただ支援が必要な不器用な子供です。

息子には、深い探求心や、独特な考え方、何かに熱中する姿は見受けられません。
とっても飽き性だもの。

ただひたすら、良い子でいよう、ルールに従おうという受動的な意識が強いだけだし
記憶力の良さは、フラッシュバックをおこすだけで彼を苦しめているだけに思えてなりません。
そして、弱い部分をどう頑張っても克服できない。

「息子さんは難しく考え過ぎなんです。でもいざ答えが出ると、とても優秀なんですよ」
と担任は言います。

それは、息子が、先生が気に入るような答えを必死で探しているのです…。
とても、とても苦しんで、家で七転八倒しながら努力しているんです…。


普通であることがどんなに大変なことか、
普通、平均、が、どんなに幸せか、

小学校に入学したての、まだ6歳の息子が幸せでなさそうな姿を見ると
何となく、どうしても、今はそう思ってしまいます。

「めんどくさいから適当にやっちゃお~」と言えたら、どんなに楽か。
でも、息子はそれができません。




とりあえず、個別指導を月に1、2回受けられそうです。

園児の時に通っていた吃音訓練は、
先生が息子のテスト結果を考慮してくれて
工夫してくださったので、本人はとても楽しかったそうです。

言葉の教室ではないけれど、またあそこに行こう。
国語の授業が楽になるかもよ?
と言ったら
二つ返事で
「また あそこ行くの?!行きたい!!」
と賛同してくれました。


やっと支援が受けられそうです。
早く楽にしてあげたいな。
息子は学校を休まなくなりました。

「学校楽しい」と言うようになりました。

でも、イライラしそうになる自分をコントロールしようとしている姿を時折見ます。

学校の話を以前のように積極的に話そうとはしません。

学校の話では、あまり楽しい話題は出ません

「作文が書けなくて宿題が増えちゃった」

「今日はやっと朝顔の観察日記が書けた。文章が思い浮かばなかったよ。みんなは4.5日前に終わってた」

「○○ができなかった(だいたいが文章を作る作業)」


できなくて困らない?大丈夫?と聞くと

「平気。あ、やらなきゃって思うだけ」

「みんなは適当にやってるの。でもぼくはそれができないだけ」


昨日は、1本の色鉛筆を学校の鉛筆削りで削ったら、
その削り器はストッパー?がないのか、ずっと削れてしまうようで
「どんどん短くなって半分以上なくなっちゃったんだ…」と、その色鉛筆を持ち帰って半泣きで説明してくれました。

学校の鉛筆削りを使うときの注意点
短くなって持てなくなったら、同じ物を買ってあげるから安心するように

この2点を言ったのですが

突然短くなった鉛筆といきなりサヨナラするのは悲しい。
この短い鉛筆の後ろに新しいものをくっつけてくれ

と泣いて懇願するのです。

最終的には納得しましたが。

店に走って同じものを買い、本人に見せると、涙を浮かべて
「ありがとう!本当に…ありがとう…!」と大感謝祭です。

…結構疲れます…



毎日、帰宅すると使った鉛筆を削るため、筆箱を開けます。

最近、鉛筆の端がガジガジになっています。

いつのまにか、鉛筆を噛むようになっていました。


毎晩、お風呂上りに爪を親に見せて、長くなっていないかチェックすることになっています。

手の爪はガタガタになっています。それは、足の親指も。

息子が全部、白い部分を自分で剥いでしまっていました。


4月に一年生になったばかりです。

学校、本当に楽しいのかな。