ギフテッド教育は、親が子供の足を引っ張る思想教育?! | ママの実践ギフテッド教育

ママの実践ギフテッド教育

誰でも実践できるギフテッド教育についてご提案します。

こんにちは。

 

ママの実践ギフテッド教育のHiromiです。

 

ここ数日挙げている記事の内容的に、

 

批判的な流れになっているので、

 

少し明るい話題を書きたいのですが・・・・

 

ギフテッド教育について、

 

また、誤解をされるような記事を読んでしまいました。

 

スルーをしておくべきか悩んだんですが、

 

まだまだギフテッド教育という概念がない日本では、

 

ギフテッドに関する誤解や偏見が少しでもないようにしたいと思い、

 

やはり書くことにします。

 

 

とある先月の記事なのですが、こちら

 

 

このリンクも、一定の期間が過ぎるとリンクが消えると思いますので、

 

後になって記事をご覧になれない方も概要がわかるように簡単に説明しますね。

 

記事の流れとしては、普通の男の子となんら変わらず、いたずらでペットと戯れるのが好きな9歳の子供が、最年少で大学を卒業する見込み。

 

病院を経営する親が、その病院経営を手放してでも、子供の教育を支援していこうという意気込みは、素晴らしい美談です。

 

ここまでは良いですよね?

 

私も素晴らしいお子さんだなぁ~、ご両親も素敵だなぁ~、これこそがギフテッドの子供に必要な教育環境だなぁって思いました!!

 

ところが・・・・

 

このあと、ご両親・・・・厳密には、父親の態度が豹変します!

 

世界で最年少で大学卒業予定の男の子の、その偉業を称える記事が11月23日でしたが、12月10日になって、事態が急変したのです!!

 

 

なんと、卒業目前で中退!!

さらに・・・・

 

その中退した理由に驚愕!!

こちらに経路の記事があります。こちら

やっぱりねぇ~爆  笑爆  笑爆  笑

 

そんなことだろうと思いましたよ・・・・

 

ヤレヤレ・・・・キョロキョロキョロキョロキョロキョロ

 

これだから、ギフテッドの親への偏見が激しくなるのも頷けます。

 

 

はい、このリンク記事もいずれ消えるでしょうから、また簡単に説明を残しておきますが、

 

なんでも、ローラン君のお父さんが、ローラン君を世界最年少で大学を卒業させたいという野心が問題で、大学側と卒業の時期について、合意できないため、お父さんがローラン君を中退させたそうです。

 

ローラン君がもう、大学に行かないとか、辞めたいってワガママを言ったわけではありません!(きっぱり!)

 

ローラン君が在学していたアイントホーフェン工科大学は、10歳にも満たない子供のローラン君の受け入れをはじめ、かなり譲歩もして、ローラン君に必要な教育環境を提供していたにも関わらず・・・・

 

結局は、”世界最年少で大学を卒業する”という、”お父さん自身の野心”のために、

 

ローラン君を中退させるという・・・・気に入らないから辞める!ってことでした。

 

息子さんの夢を実現させるサポートじゃなく、自分の夢?野心が大事だったということです。

 

最初に注目された記事でも、記者が強調していたように、

 

学力が高く、人の役に立ちたいという目標も素晴らしい少年を、

 

ご自分の病院経営を断念してまで息子さんの教育に情熱を費やす立派なご両親という美談に、

 

多くの世論は賛同し、ローラン君やご両親を応援したいと思ったことでしょう。

 

私もそう思いました。

 

そんなこと言って、本当は・・・という疑惑は、正直ありましたが。

 

それが、蓋をあけてみたら、案の定というか、

 

なんと父親の痛々しいまでの、

 

自分の強欲のために、

 

息子さんに必要な教育環境には、まだまだ特別対応が足らないと不満を並べて、中退させるという結末。

 

日本の学校教育は、毎年春にスタートして、3月に卒業ですが、

 

ヨーロッパは、9月に始まり、卒業シーズンは、7月です。

 

卒業が確定するのは、5月から6月にある試験の結果ですから、ローラン君のアイントホーフェン工科大学の意見も納得できます。

 

大学側は、ローラン君一人のために、大学の試験を半年以上も早めて、彼ひとりのための問題を作成して印刷したり、試験をさせたり、あるいは、彼のために、他の生徒の試験を早めることはできないというのは、当たり前な主張です。

 

ローラン君が差し迫った余命に係わる問題で、試験を12月に繰り上げてしてくださいというのではなく、

 

ローラン君のお父さんが、自分の息子を世界最年少で大学を卒業させたいから、ローラン君が10歳になる前の誕生日、12月26日前に合格を授与してくださいっていうことですから、こんな親の自分勝手な都合が通じるわけがありません。

 

 

・・・・なんでしょうか・・・・・この違和感・・・滝汗

 

このローラン君のお父さんは、すでに海外の大学からのオファーがあるとして、先の記事でもアメリカの大学との連絡を取っているそうですが・・・・・

 

そんなに急いで何があるのでしょうか?

 

そんなにギネスブックに載るのが大事?

 

鬼ごっこでも掲載されるのに??

 

個人的に、鬼ごっこでギネスブックに載るのほうがよっぽど斬新なアイデアだと思います。

 

大学を卒業すること自体、年齢を除けば、別に偉業でもなんでもないわけだから。

 

どうして、ギフテッド教育っていうと、アメリカが毎度、毎度、ゴチャゴチャと首を突っ込むんですねぇ。

 

アメリカの大学というのは、子供のための教育じゃなくて、

 

こういうワガママな親の要望を受け入れるのが目的なんでしょうか?滝汗

 

アメリカもイギリスも、なんだか、子供の思考を腐らせるために、大学教育をしているみたいですね。

 

私がアメリカのギフテッド教育に反対する意見をするのは、こういうことが多いから、いかに日本のギフテッド教育に参考にならないかがよーくわかります。

 

少なくとも、日本には、こういうギフテッド教育は要らないですからね。

 

考えてみて下さいよ。

 

卒業が確定しているのに、たったわずかな半年すら待てないような親のもとで、

 

なんでもかんでも思い通りになるようにレールの敷かれた教育環境で育った子供が、

 

人のためになるように働けるようになると思います???

 

世の中、自分の思い通りに生きている人なんかいないのに、

 

思い通りに健康を得られず、病気になった人たちやケガをした人を、

 

思い通りになる環境しか与えられてこなかった子供が、

 

知識や技術を持っていても、

 

思い通りにならずに生きてきた患者さんの心を理解して、心を通わせた治療ができると思いますか?

 

飼っている犬と遊ぶのは良いことです。

 

でも、犬は犬、人間じゃないんです。

 

自分と同じ年齢の子供に関わることなく、周囲とあきらかに心の状態や視野が違う環境で育ってしまうと、

 

ローラン君がいつか、延命のために人工臓器を作ることができても、

 

その器具を使う人の気持ちや家族の気持ちがまったくわからないのでは、何の意味もありません。

 

任務を全うするだけでしか動かない、ロボットのような人に育てる必要があるとは私は思わないです。

 

ロボットのように働きたければ、ロボットが働いてくれるのであって、

 

人間は人間にしかできない分野がお仕事として需要があるのです。

 

なぜ、人間がロボットのようにならないといけないのでしょう?

 

ローラン君のお父さんは、自分のお子さんが特別だということで、鼻高々に社会貢献する立派な息子を強調されているんだと思いますが、

 

将来、大きくなってから社会貢献する立派な子供は、どこにもたくさんいることをご存知ないようですね。

 

自分の子供だけが特別だと思うのは自由ですが、

 

はっきり言って、社会的に非常に迷惑な親の一例にしか過ぎないです。

 

こういうことでギフテッドだと強調するから、

 

ギフテッドの子供たちや親が常に、偏見の目を向けられるし、

 

親に対する偏見も、子供の意志を無視して親の価値を押し付けている非常識な親なんだろうという決めつけをされることになるんですよ。

 

 

森ガールに、この二つの記事を読んでもらって感想を聞いたところ、

 

最初の記事は、ニコニコして読んでました。

 

うん、うんと頷きながら、そうだよねぇ、子供の自由に、子供らしくいるのが大事だよね~と共感してました。

 

ところが・・・二つ目の記事で、ドカーンときまして。。。。

 

「何、この親!最悪!ああああ、自分の親がこれだったら、私なら絶対にムリ!」

 

っと。

 

私もですよ!!

 

いくら記者の方がギフテッドの子供について、美談にしたところで、結局は、親の野心がいっぱいだったんですね。

 

それがこうした大学中退という形で暴露されたわけですから、

 

ヤフーの記事でここぞとばかりに記事にされたのは、

 

若干、ギフテッドの親としては悔しい気持ちもありますが、

 

ヤフーの記事の記者の、親の傲慢を暴いて、してやったりな、どこか爽快感を感じずにはいられませんでした。

 

そして、この記事に対する日本の世論が面白い!!

 

私が記事を読んだ時点で、

 

「本人の意志じゃなくて、親っていうのはねぇ。周りの大人から将来、潰されなければいいけど。」

 

と危惧する意見に、23,207個のイイねがついてました。

 

実直な日本人世論に、私は一番安堵しましたニコニコニコニコニコニコ

 

 

ローラン君の将来を危惧するご意見に共感している日本の世論の皆さま!!

 

ありがとうございます!

 

はい、その通-----りでございます!!

 

よくぞ、ご指摘くださりました!!

 

ギフテッドの子供は、そのような親のおかしな期待とか、正義感満々な親の思想で、

 

大体、おかしくなってしまうんですから。

 

 

仮に親がまともでも、教師やら専門家が詰め寄ってきて、

 

「一般人のあなた達ご夫婦では教育しきれません。お子さんを専門家に任せるべきでは?親としてそれをするのが子供の幸せですよ。」などと畳みかけて、囲まれて説得されたりするんですからね。

 

そうやっておだてられると、結構。。。。簡単に木に登るのが親というもので・・・・

 

特に、父親ムカムカムカムカムカムカムカムカ

 

うちも、ほんと冗談抜きに、夫が問題でしたから、

 

私が夫を尻に敷いてなかったら、もしかしたら、このローラン君の父親丸出しに、

 

夫が暴走していたと思われます。

 

笑いごとじゃなしに。

 

ローラン君のお父さんがお子さんの教育に夢中になる気持ちもわかるんですが、

 

お子さんの送迎だけなら、わざわざ、自ら経営する病院を売却する必要ないですが、

 

辞める必要があるのは、やっぱり自らがお子さんの横づけになって、

 

アレコレと余計な口出しをするためなのでしょうね。ゲローゲローゲロー

 

そんなことをしないと、お子さんが伸びないとでも??

 

ギフテッドの子供にとって、これほど面倒くさい&ウザい親の存在はありません笑い泣き

 

ギフテッド教育を受けなくても、毎日、世界のどこかで特別な偉業を達成している人がいるし、

 

人の役に立つ発明をしている人もいるけど、

 

別に世の中で偉業を達成しないと、人の生きる価値が認められないとか、高くなるわけじゃないですよ??

 

ローラン君のお父さん、まだ30代で若いから、子供の教育に熱くなるのもわからなくもないですが、

 

お父さんのほうが何か親として未熟ですね。

 

ローラン君の得意な分野では、世界で一番年齢が低いかもしれませんが、

 

別な分野においてローラン君より賢い子供、能力のある子はたくさんいるのですよてへぺろ

 

お父さんとしては、ギネスブックの記録更新に自分の子供の名前を載せたいのだと思いますが、

 

そうやって記録を競うことで、犠牲になるのが子供だということは、肝に銘じてほしいものです。

 

ギネスブックは、毎年、発刊されるので、掲載内容も毎年変わります。

 

鬼ごっこ1万人でギネスブックに載るユーチューバーさんも居ますからねウインク

 

記録というものは常に破られるわけで、

 

その記録を破るために、子供の教育も低年化してますし、

 

そうして記録を破ったところで、その賢いお子さんが将来、どれだけの偉業を成し遂げるのかとなれば、

 

大学教授になりましたとか、

 

医者になりましたとか、

 

起業家になりましたとか、

 

要するに普通になるわけですから。

 

ギフテッドだからといって、

 

あんまり、自分の子供が特別な天才だと勘違いしないほうが子供のためですよ。

 

自分の子供だけが(他の子より)特別に賢い、

 

自分の子供だけが(他の子より)立派な志を持ち、

 

自分の子供だけが(他の子より)達成するという思い込みは、

 

子供にとって迷惑な重しにしか過ぎません。

 

逆に、周囲の大人から無意識のうちに擦りこまれた、”自分は他の子より優れているのだ!”という、思考感覚が、

 

その子の人格形成において、根拠のない優越感が強いお子さんになることで、自尊心が低くなり、

 

故に自信の無さから、常に自己否定をし、自分を受け入れられないことになるのです。

 

その反動で完璧を目指す傾向を作り上げていくことになるんですよ。

 

間違えないでいただきたいのは、そういう育て方でギフテッドになるわけではないのです。

 

そういう親の偏った思想によって、子供の人格が歪み、日常生活に不安を与え、

 

これが二次障碍として、不安障害やパニック障害を持つお子さんになっていくのです。

 

発達障害のお子さんをギフテッドと捉えている教育者もいるようですが、

 

そうなる背景としては、そのような二次障碍で不安障害やパニックになるお子さんが多いために、

 

ギフテッド教育が必要な発達障害のお子さんも多いということです。

 

そのような偏見のある親から守るためにも、

 

子供にとって必要な教育環境がギフテッド教育と言えるのです。

 

何度も繰り返しますが、ギフテッドというのは、人のイチ傾向にしか過ぎませんので、

 

障碍があろうと、不治の病を持っていようと、健常者だろうと、ギフテッドという傾向は、だれにも当てはまることがある人間の行動ですから、サイコパスを除いては、どのお子さんでも試みていただきたく、だれが実践しても問題ない教育概念です。

 

 

親の野心を満たすための、自己満足な子供の教育は、本来のギフテッド教育とは相当かけ離れてたもので、

 

ただの洗脳教育、子供を奉る宗教にしか過ぎません。

 

このようなものをギフテッド教育などと呼んでほしくないですし、

 

また、日本で定着するギフテッド教育にならないように、

 

日本は日本に適したギフテッド教育というものを広めていこうと思います。

 

今現在、私が日本で模範としたいギフテッド教育の概念を持つ専門家は一人もいませんので、

 

私と一緒に、実践を通したギフテッド教育を日本に広めていきませんか?

 

特別な知識も技術もいりません。

 

ほんの少しの勇気と、お子さんへの愛情があればだれでもできることなんですよ。

 

最後になりましたが・・・ローラン君!!

 

どうか、大人になった時、今のお父さんのことを許せるような心の広い人になって下さいね。

 

そして、いつか、「あの天才児は今?」と言われることになっても、そのことを自分が落ちぶれたとか、普通の人でいることは惨めだなんて思わないでくださいね。

 

そのような”普通の人が惨めに感じること”は、優越感の温床です。

 

優越感がニョキニョキ出てきたら、バッサリ切って剪定してください。

 

では!

 

 

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