こんにちは。
ママの実践ギフテッド教育のＨｉｒｏｍｉです。
私は、いつも仕事中にラジオを聴いてます。
おとといだったか、ラジオの番組でトランプ大統領が国務長官との対立を巡って、トランプ大統領が「バカかどうか、ＩＱテストで決着をつけてやる！」と言ったとか言わなかったとかで、そのニュースの真偽を取り上げていました。
私もトランプ大統領のＩＱが１５６とかで、オバマさんより高いと聞いたときは、驚きました！！
それが嘘なら、納得できるし、本当にトランプ大統領のＩＱ１５６なら、やっぱりＩＱなんて、いい加減な数字なんだと納得できるという、どちらに転がっても納得できることでした！
もう１０年以上も前に、ニューヨークタイムズの記者がスティーブン・ホーキング博士にＩＱとは何かを聞いたところ・・・・
“I have no idea,”
さぁ・・・・わかりませんねぇ～。
“People who boast about their IQ are losers.”
自分のＩＱを誇示する人たちは、負け犬です。
と答えておりました・・・・・・・
あはは！！
確かに！
確かに！！
すみません、あまりに直球すぎて笑ってしまいました・・・・
これは私が言っているわけではありませんよ。
スティーブン・ホーキング博士が言っていることですからね！！
おととい聞いてたラジオの番組には、イギリスメンサの会員で、Profoundly Giftedという女性が登場していたんですけど、あくまで自称Profoundly Giftedですから！！
ラジオの司会者がその女性に
「なぜ、自分のＩＱを知りたかったんですか？」
と質問をしたところ
「好奇心です。社会人になって、結婚して、なんとなく暇だったので、興味を持ったんです。」
と答えていました。
あははは！！
なんとなく暇だとＩＱテストするんですかね？
ギフテッドは、深く考える傾向ですから！！
”なんとなく”というニュアンスがもっと直感的な意味を持つのなら、もう少し、別な表現や単語を使って話すはずなんです。
だって、何しろ、普通の人よりはるかに能力の高いＰＧなんですよ？
そんな「なんとなく暇だから。」というような単純な思考や動機で行動することなど、普通の人にはありえても、ＰＧレベルでそれは在り得ません。
もっとなんというか、宇宙レベルの交信思考が脳内で打ち上げ花火が炸裂するみたいに、ドッカーンと働いていきます。
すみません、私はその類の話はいっぱい聞いているんですが、何しろ、私が普通なので話についていけませんので、まったくわかりません、その感覚が・・・・
だから、この女性がなんとなく暇だから、メンサの会員になるという思考などは、ＰＧどうこうより、ギフテッドの傾向すら感じませんでした。
ご本人談によると、このＰＧの女性は、特に高い能力を評価されて働いていたわけでもなく、普通にご結婚をされて、退屈しのぎの暇つぶしにメンサのＩＱテストを受けて、ＩＱが１５９だったそうです。
だから自分は、ＰＧなのだということのようです。
ちなみに私が聞いてたラジオ番組は、地元のローカルラジオ局の発信です。
メンサの会員資格は、メンサ独自のＩＱテストで１３２以上というだけで、特にＩＱごとに呼び分けることはしていませんから、この女性が自分で自分をＰＧとカテゴライズしているようでした。
なにしろ、こんな田舎ですから・・・・ギフテッドという傾向について知らない人がほとんどの場所で、自分がＰＧですといえば、知らない人からしたら、「へぇ～、あなたのような人がＰＧなんですね。」ってなるわけですね。
ふーん、そうですか・・・・と私は聞いておりましたが。
知名度とか誇れるような実績で証明する必要ってないと思いますが、何にもしません、何にも達成もしませんという人がどれだけ可能性をみてギフテッドと呼んでも、それはギフテッドの傾向ではありません。
アンダーアチーバーについてもラジオでお話されてましたが、何にもやりたくないお子さんやチャレンジしたくないお子さんを無理やりやる気を持たせて育てる必要はありませんよ。
ギフテッドというのは本人を説得してやる気を持たせて伸ばすようなものではないからです。
やる気のないお子さんをだれかれかまわず、アンダーアチーバーとして捉えてギフテッド教育を薦める必要ってないですよ。
ギフテッド教育というのは、お金がかかるのはもちろんですが、それ以上に大変なのは、時間です。
時間というコストの大きさを考えたら、やりたくない子を無理やりに説得して伸ばす労力よりも、失敗を恐れずにチャレンジしてくる果敢なお子さんはたくさんいるのですから、そこから達成していくほうがより社会にとっても、本人のためにもメリットが大きいのです。
ＩＱが高いというだけで、やたらに親から将来を期待されて、逆にそれがトラウマになって達成ができなかったというのは、ネットの噂話ではなく、このラジオ番組でも成人の当事者の声としてありましたよ。
ＰＧと呼ばれるのは、ＩＱで１７０以上（これも諸説あるんですよ！）になりますが、このＰＧとしてＩＱが１７０以上を出す時点で、１８歳未満の子供のＩＱ値であることがわかります。
１８歳以上の場合、そのＩＱが１７０を超えてくることはありません。
これはＩＱテストの測り方にもよるのですが、なによりも、ＩＱテストの仕組みというのが、１７０以上は測れないのですよ。
なのにそれ以上の数字があるというのは、これは精神年齢と生活年齢で算出しているだけですから、子供のうちに測ると当たり前ですが数値が高くなるわけですよ。
ＩＱ２００とかいうのは、大体、そういう種明かしです。
知育教育とかで、幼児向けの独自のＩＱテストがあるようですが、高ＩＱのお子さんってたくさんいるんですよ。
いつも不思議に思うのは、精神年齢って１００歳ぐらいに高いほうがよいのか、２０代のような若々しいほうがいいのか、その時の状況にもよると思うんですよ。
ＩＱでは、実際の生活年齢に対して、精神年齢または能力がどれだけ上下しているのかを見ているので、生活年齢があがるほど、精神年齢や能力の開きは小さくなってくるために、ＩＱ値が下がってきます。
つまりは吸血鬼とか、仙人にならない限り、大人でＩＱ１７０以上なんて出てきませんからね！！
ギネスブックに記録されている、世界でもっとも高いＩＱ値を持っているのは、アメリカの女性でマリリン・ボス・サバントさんがいらっしゃります。
でも、マリリンさんの記録のＩＱ２２８というのも、彼女が１０歳のときに、その精神年齢が22歳という数字が出たからなんです。
１０才のときに、２２歳の精神年齢があるというのは、22歳の能力を兼ね備えているからＩＱが２２８と突出したとしても、２２歳の能力を持つことはどこも天才ではないのです。
マリリンさんご本人も、１０歳の頃からＩＱを計り、一番上が２３０、一番下が１６７と、そのＩＱ値にばらつきがあり、自分のＩＱについて、知性を測定することは無意味とバッサリ切ってます。
やっぱり知能の高い人は、自慢とかしませんし、わざわざ言う必要がないんですから！！
もう、言わなくてもわかりますよ。
空気が違いますから！！
普通に鈍感な私でも、知性の高い人というのは、その空気で分ります！！
決して、高慢な印象はありませんが、なんだろう・・・・
高貴なたたずまいをしているように感じます。
自分のＩＱ値を誇示する人というのは、私はホーキング博士のように”負け犬”とまでは言いませんが何か自信がないとか、自分を最大に活かしていないために、ＩＱでギフテッドと強調しないと人から自分の能力を認めてもらえないという印象を受けます。
ギフテッドの能力って、人に認めてもらうために”神様から授かる”わけではないと思うんですけどね。
神様が授けてくれるんじゃなくて、その子供の意思と選択で、人に貢献したいという思考が行動となり、習慣的に継続して突出してくる能力です。
やたらにＩＱの話を持ち出す人というのは、しつこく私を認めて～、私を認めて～というような、承認欲求が強い人なんですよ。
承認欲求がよくわからないという方は、こちらをご覧ください。
ギフテッドの方で、自分の得意なことや好きなことをお仕事にしたり、それらの能力を社会貢献に使うことなく、普通に家庭に収まって暮らしている人もたくさんいますが、それはそれで自分が好んで家庭を選んで満たされているので、不満を述べているより充実した家庭人として過ごしている人がほとんどです。
大人のギフテッドの方も私はたくさんみておりますが、家庭を大切に幸せに暮らしているのですから、暇つぶしにメンサ会員になるほど無駄な労力は使わないと思いますね。
ラジオに出ていた女性も、きっと、家庭において満たされない何かがあって、メンサの会員に興味を持ったり、専業主婦として何不自由なく暮らしていることに不満を感じているんでしょうね。
ラジオに出てくるのも暇つぶしとか？？
こういう”なんちゃってギフテッド”がギフテッドは高慢だというイメージを世間に植えつけているんじゃないかしら？？
暇で退屈です、私ＩＱ１７０ですとか言われても、
「・・・・あ、そうですか。私、忙しいのでさようなら。」
って応答するのが普通の人の反応ですから。
学歴とかＩＱの自慢をする人と話しているときほど、面倒臭いことはありません。
承認欲求の強い人は、自己愛が強い、自信がない、充実感がない、寂しがり屋、目立ちたがり屋、人の目が気になる、本音が言えないという特徴があります。
この女性もそんな特徴がぴったりという感じでした。。。。
ラジオ番組に電話やメールでギフテッド当事者を名乗る人や高ＩＱの人たちがあれこれと意見を物申しておりましたが、総合すると、高いＩＱがあっても職場や就職で役に立つことはない数値と仰る意見が多数でした。
そうよね、ＩＱ値より血糖値を知るとか、肥満度を知るほうが役に立ちますよね。
私からみたら、何不自由なく暮らしているなら、どこに不満や満たされない気持ちが湧いてくるのか理解できませんが・・・・きっと何不自由なく暮らしていることぐらいでは満足できない、もっと自分は特別な価値があると見出したいのでしょうね。
そのような特別な価値感は向上心ではありません。
単なる業突張りか、よほど優越感の高い慢心であり、ＥＱ値が相当低い人なんだと思います。
ラジオの番組では、途中音楽が紹介されつつ、自称ＰＧの女性の話が途切れ途切れだったので、実際の彼女の生活がどれだけ満たされていないのかはわからなかった（仕事中に聞いていたので、私が聞き逃していたかもしれませんしね。）のですが、毎日が退屈だぁ～、暇だぁ～と文句並べているとしたら、それはＩＱがどれだけ高くても、ギフテッドの傾向ではありませんから。
じっとおとなしく何もしないなんてことは、ギフテッドには無理難題で、出来ませんから。
結局、その女性がギフテッドについて何を言いたかったのかがうやむやなまま、トランプ大統領のＩＱの話は、どこまでも嘘っぽいデマのようですということで終了したんですが、はっきり言って、トランプ大統領のＩＱなんかどうでも良い事ではないのでしょうか？
今、そんなくだらないことのために、貴重な時間を大国アメリカの大統領が使うこと事態、私は心配です。
アメリカ国民のために、一分一秒を惜しんで貢献していただきたい！
それが大統領の使命なんですから。
大統領になるには高ＩＱである証明も、ギフテッドの傾向があるかどうかなど関係ありませんし、だれもそこに期待をかけて大統領に選んではいないと思います。
私のＩＱについて考えたら、負け犬もなにも、そもそも平均値ですから自慢できないにも関わらず、さらに人と競うなかでは、負けることのほうが多いように思います。
だから、精々、自己アピールできるとしたら、グッドルーザーとして、自分の力の限りに闘い抜いて、潔く負けを認められる人でありたいです。
