人に見られたくないファイルを扱ってますか。職場でこっそり開いて何かを書き込んで、すぐに閉じてみたことはありませんか。
この記事で紹介するマクロを使うと、Wordが秘密のメモ書きツールになるかもしれません。
実行するとファイルを隠します。再度実行すると、隠していたファイルが表示されます。さらに、隠したまま忘れてしまってWordを閉じてしまっても大丈夫。なんと、隠すのと同時にファイルを保存していますから。
Wordで秘密のメモをとりたい方、ご活用ください。
▼このマクロでできること
このマクロを実行すると、現在開かれているファイルを隠します。ファイルは開いた状態ですが、ファイルが見えなくなるだけです。
このマクロを再度実行すると、隠れていたファイルが表示されます。
▼マクロの解説
ActiveWindow.Visible プロパティ を使って、表示を切替えています。
対象となるファイルのパス(保存場所とファイル名)をmyFilePath という変数に保存します。
マクロ実行後もこの変数の値が消えないように、ファイルの表示切替えのマクロの外で変数を定義します。具体的には、ファイルの表示切替えのマクロを保存したモジュールの先頭に 「Private myFilePath As String」を記述します。
▼マクロ
Private myFilePath As String
Sub ファイルの表示切替え()
Dim myDoc As Document
If myFilePath = "" Then
Set myDoc = ActiveDocument
myFilePath = myDoc.FullName
ActiveWindow.Visible = False
myDoc.Save
Else
Documents(myFilePath).Activate
ActiveWindow.Visible = True
myFilePath = ""
End If
End Sub
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なお、今朝以下の記事を読んでいて、この秘密のメモ書きマクロを思いつきました(笑)。
How to Hide a Word Document on Macintosh with VBA?