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Officeの新商品が、2014年10月17日に発売されました。

そのイベントに参加してきました。あ、もう10日前の話です(笑)。


Officeの販売形態に新しい方法が加わるということです。Office 2013の次のバージョンが発売されたという訳ではありません。ご注意ください。


私たち翻訳者にとってどういう意味があるのでしょうか。

私たちは仕事のツールとしてOffice 製品を使っていますので、どちらかというと使い慣れた環境を好むのではないでしょうか。なので新しいOfficeが発売されてもそれほど関心がない方が多いかもしれません。

今使っているOffice 製品が使える限り(お客様から最新版へのバージョンアップの要求がない限り)は、新しいバージョンを試さないという方が多いと思います。

ただ、新しい商品には私たちにとってうれしいサービスもありますので、紹介します。


まずは、商品概要から紹介します。


イケてる 新たな2商品

2つの商品が加わりました。

Office Premium と Office 365 Solo です。

Office Premiumはパソコンとのバンドル版。Office 365 Solo はソフト単体の商品です。



イケてるパソコン用のOffice

まずは、パソコン用のOfficeについて比較します。あえて「パソコン用」というのには意味がありますが、まずはパソコン用でどんなメリットがあるのか紹介します。


Office Premium (バンドル版)

Office Premiumの大きな特徴。それは、購入したパソコンにて「最新版のOfficeを使い続けられる」ということです。

現在はOffice 2013が最新版ですが、次のバージョンが出た場合に、無償でアップグレードできる!というのです。追加料金はかかりません

これまでは、パソコンにバンドルされたOffice をそのまま使いました。数年すると新しいOffice が発売され、アップグレードする場合には別途購入が必要だったわけです。

○○のバージョンのOfficeを購入」ということでした。

この商品の場合、「Officeを購入」ということになります。

新しいものを試したい方にはおすすめですね。

ただ、仕事用のツールをOffice製品で使っている場合(アドインを使っている場合)、最新版のOfficeを利用することが必ずしもよいとは限らないので、このあたりは最新版への更新の検討が必要ですね。


Office 365 Solo (ソフト単体)

こちらは、すでにパソコンをお持ちの方用の商品です。

これは、1年間契約のソフト利用サービスです。このようなソフトの販売形態はサブスクリプションと呼ばれています。

契約期間中(料金を支払い続ける限り)は、お持ちのパソコン2台で最新版のOfficeを使えます。


ソフトのサブスクリプション契約による利用は最近あります。Office製品にもそのような販売方法が加わったと言うことです。

従来のような永続的に使える売りきりの商品もまだあるようです。(Office製品の紹介ページ


この年間契約の商品を購入するメリットはどこにあるのでしょうか?

実は、この商品を購入するすると、Windows と Mac との両方で最新のOfficeを使えるようになるのです(最大2台)。

最近Macを持っている方増えてきましたが、両方でOfficeを使うためにはそれぞれ別々のOfficeを購入する必要がありましたから、それなりのコストがかかりました。

今後OfficeをWindowsとMacの両方で導入する方にとっては、かなりのコストパフォーマンスになるのではないでしょうか。


イケてる 実はパソコン用のOffice製品以外のサービスがすごい


最新版のOfficeを使い続けることに興味がないという方にとっての、これら2つの商品の売りはなんなのでしょうか。

この2つの商品には、パソコン用のOffice製品以外に、4つのサービスがあります。

1契約期間中のテクニカルサポート(回数無制限、無償)の利用

2パソコン以外のデバイス(タブレット、スマートフォン(Android, iPhone)、iPad)でOfficeを利用

3Skype 60分/月の無料通話(固定電話に電話できます)

41TBのOneDrive(クラウドのデータ保存サービス)の利用


上記のサービスは、Office 365 Solo の年間利用料に含まれています。

パソコンバンドル版のOffice Premiumの場合、最初の1年は無償で使えます。

2年目以降は、別のサブスクリプションを購入することで継続してサービスを得られますが、サブスクリプションを購入しない場合は使えません(→パソコン用のOffice製品は継続して使えます)。


私は、上記の1と2は翻訳者にとってうれしいのではないかと思います。

どの程度のテクニカルサポートが受けられるのかわかりませんが、仕事でOfficeを使うわけですから、トラブル時に何らかのアドバイスが受けられるというのは心強いですよね。

私は、マイクロソフトがどうやって個別の質問に対応していくのか、そちらの仕組みに興味があります。かなり大盤振る舞いだと思うのです。

タブレットやスマートフォンでOffice製品のファイルを開くことができるのは強いですね。

出先で仕事の見積もり依頼が来た場合、ワードカウントが必要になります。そのときにすぐに確認をして返事ができれば、受注の可能性が高まります。

また、文章校正をiPadなどのタブレット端末ですることも可能になります。文章校正時に蛍光ペンのマーカーを入れるとか、コメントを追加するとか、そういうことには便利かもしれません。

他社製のOffice互換ソフトを使えば、スマートフォンからのOfficeファイルの閲覧・編集が可能ですから、どの程度の精度で作業するのかにより、必要性が変わると思います。


私は、お客様への電話サポートでSkypeを使っています。月間数百円ですがSkyeに電話代を支払っています。Skypeを固定電話用に使っている方にとっては、この60分の無料電話もうれしいですね。

あと、仕事のファイルをクラウド上に置くことはお客様から禁止されている場合もあると思いますが、プライベートのデータであれば使えるかもしれません。1TBですから、相当な量を保存できます。


私たちユーザーにとって選択肢が増えました。やりたいことに合致すれば導入の価値があると思います。



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