「Word 2013ってどうですか?」という質問をよくいただきます。
これくらい漠然としたご質問の場合、どう答えていいかわかりません。マクロのことを聞いているのかな?と思って、「たいがいのマクロはそのまま使えますよ。」と回答したりしています。
「〇〇〇をするためにWord 2003からWord 2013に乗り換えようと思っていますがどうですか?」くらいだと少し説明できそうな気がします。
目的に対して手段(ツール)としてWord 2013を使うわけですから、目的がわからないときに回答のしようがないという感じです。
実際には、マクロ以外の具体的な使い心地などはご自身で判断されるしかないですね。
実は、一般的に、マクロのバッチ処理をすると、Word 2010よりも遅くなることが多いです。
バッチ処理というのは一括処理のことです。
たとえば、複数ファイルの一括作成、または複数文書から1つの文書にまとめる作業、文書中の複数個所を1つの文書に書き出す作業などなど。
翻訳者のみなさまは、こういうマクロをあんまり使わない(そもそも持っていない)かもしれませんね。このような処理をWord 2013で行うと、作業スピードが遅くなります。
毎日、Wordを使って複数の文書を一括作成されているような場合、影響があるかもしれません。
最近、法人のお客さん向けの書類管理マクロのデモを、Word 2013ではなくてWord 2010で行う理由はここにありました(笑)。
上書き翻訳用の一括置換支援ソフト「ぱらぱら」
の一括置換の処理時間も少し遅くなります。
ただ、1週間の期間を要する翻訳案件のために、最初に1回実行する一括置換において、数分から十分程度長くかかったからと言って、それほど仕事に支障はありません。
なぜなら、置換の最中は、他の作業をしているか、休憩しているからです。
なので、私の仕事の手順においては、これは私はあまり問題視していません。
こんな感じで、私の仕事でも、目的や内容によって結論が変わります。
あと、見た目の美しさや、PDFファイルの編集機能や変更履歴の性能アップなどなど、Word 2013を使う理由を見出すことも簡単です。Word を利用する目的によりますよね。
とは言っても、Word 2013が役に立つのかどうかやっぱり気になりますよね。
なので、今回はWord 2013の新機能の動画を紹介します。
Word 2013 の新機能
短時間で一気に把握できます(動画づくりの参考にしたい)。
使ってみたくなったら、体験版がありますから、ご自身の仕事で実際に使ってみて評価してみてください。
体験版をダウンロードしよう
そして、以下のような項目も実際に使ってみて評価してください。
翻訳者にとっての評価項目
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