今日は9月11日でした。
アメリカのテロ事件を思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私にとっては別の特別な日です。
5年前の今日（2007年9月11日）、私は水野麻子さん
の1年間のセミナーの受講を開始しました。
このセミナーでは、各界の一流の方を招いての講義や体験セミナーを受講しました。
また、その講義に関連した内容を受講生各自が調べものをして発表をしあいました。
このセミナーでは、自分では出会えないような（選べないような）講師の方々と出会えたことが、大きな成果でした。
アサーティブネス、自己評価という概念を知ったのもこのセミナーでした。
Wordマクロをならったのもこのセミナーでした。
プログラミングを少しくらいはできるようになりたいとは思っていましたが、毎日プログラミングをし続けるほど没頭するとは思っていませんでした。
出会いというのは面白いですね。
宿題はセミナー毎にもらいました。
すべてをやりきる必要はないのですが、無理のない範囲で日常生活で取り入れました。
日本文学を読むこと、今までと違うことにチャレンジすること（通勤経路をかえる、新しい分野の雑誌を読む、いつもは食べないもものを注文する）、自分の好きなことをすること、色を使って仕事をすることなどなど。
上記の宿題の目的はそれぞれあり、それは毎回のセミナーのテーマと関連していました。
新しいことを取り入れて自分の変化を実験することは比較的好きなので、まめに宿題をこなしていました。
カラーペンを使って特許明細書の意味を見える化したのもこの頃ですし、夏目漱石を読み続けていたのもこの時期です。
自分の興味の対象を少し広げてみて、自分が好きなものに対するアンテナの感度を磨きました。
そういう経緯があったので、セミナーを受講した1年後に、自分が「Wordマクロは好きだな」という感覚を正直に選び取ることができたんだと思っています。
34歳で、プログラミングを好きになってしまったのです。
でも、世間体をあまり気にせずに、楽しいから自分のためにプログラミングをするという姿勢を選択できたのは一連のセミナーでの学びがあったからなんだろうなと思っています。
それが今につながっています。
この5年間のことを思うと感慨深いですね。
こういう予期しなかった方向に人生が進むのはけっこう好きです。