人生に悩んだら「日本史」に聞こう (書籍紹介) | みんなのワードマクロ

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最近出会った本を紹介します。

私はラジオNIKKEIの「アサカツ!! 」をPodcastで聞いています。別にアサカツをしているわけではないのですが、最近の題材の「ソーシャルメディア論」は非常に内容が濃くて、かつわかりやすい解説で、楽しんでおりました。

先週末、白駒妃登美さん が登場されたときのインタビューを聞いて、白駒さんの人生観が素敵だなと思い、著書の「人生に悩んだら『日本史』に聞こう」を読んでみました。

人生に悩んだら「日本史」に聞こう 幸せの種は歴史の中にある/ひすいこたろう 白駒妃登美
¥1,365
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「アサカツ!!」のインタビューで白駒さんが語っていたことが非常に印象的でした。

うろ覚えですが、この本のP.20~21に同様のことが書かれていますので、その言葉をつぎはぎしながら書くと、

目の前にある課題に力を出し切って周りから応援されて次のステージに運ばれていくという日本的な「天命追求型」の夢のかなえ方は素敵だ、

ということ。(引用ではありません。私がまとめた言葉です)

アメリカ型の「目標達成型」の成功哲学との対比で、白駒さんご自身の体験をもとに語られていました。

インタビューのこの言葉が妙にひっかかって、この書籍を手にしたわけです。


私の場合、この4月にWordマクロ(プログラミング)で独立をして以来、毎日が非常に充実しています。

将来の目標達成のためにストイックに努力を続ける生き方(かつてはよくやっていました)を少し手放して、今、目の前にあることをに精一杯力を注いでいます。

不安は当然あるのですが、目標達成のために我慢して生活をしてきたころには感じなかったような充足感に包まれています。

将来の達成感のために生きるのではなくて、今やっている作業が楽しいので夢中になっている、という充実感です。

お客さんと一緒に新しいマクロを作っていくのも面白いし、勉強会に来ていただく方と話をするのが楽しいし、ブログの読者のみなさまからの問い合わせに答えていくことも楽しい。自分が作ったマクロを翻訳で使うのも楽しい。

こんな生活をしているので、余計白駒さんの言葉が響いたのかもしれません。

「天命」とまではいかないまでも、何かしらの自分の役割を意識せざるを得ないような出会いが、最近はよくあります。「あ、次のステージに運んでもらっている、ありがとうございます!(笑)」という感じで。


この書籍では、歴史上の人物のいろいろな生き方が触れられています。それは、「天命」という生き方、「得よりも徳」という生き方、「粋」な生き方、「恩送り」をする生き方、「偶然の出会い」がつながり数百年後に結果として現れるような生き方、、、。

素敵ですね、本当に。そして、こういう素敵な歴史上の人々によって作られた日本に今生きていることを誇りに思えるような本です。

夏休みの素敵な1冊になりました。白駒さん、ありがとうございました。


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